ヘンリー王子がイギリスに到着
現地時間4月9日、イギリス王室が逝去したことを明らかにしたフィリップ王配(享年99歳)の葬儀に出席するために、現在、アメリカに拠点を置くヘンリー王子が単身でイギリスへ渡ったことがわかった。米Peopleによると、ヘンリー王子は訃報から2日経った現地時間4月11日に現地に到着。妻のメーガン妃は第2子を妊娠中ということもあり、体調面を考慮して葬儀への出席が見送られた。
エリザベス女王の夫として、イギリスを統治する女王のことを70年以上にわたり支え続けたフィリップ王配が、生前、とくに可愛がっていたと言われるのが孫のヘンリー王子。しかし、2020年の3月末をもって王室を離脱して以来、王室と冷え切った関係にあるとされるヘンリー王子は、今年2月にフィリップ王配が入院した際も病床に見舞うことは叶わず、結局、生きているあいだに再会を果たすことはできなかった。
フィリップ王配の葬儀は現地時間4月17日(土)にウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で執り行われる予定で、その模様はイギリス時間の午後3時から生中継される。コロナ禍ということもあり、国葬とはせず規模を縮小して行なうそうで、一般市民が参加することもできないという。
葬儀について、王室は声明を通じて「エディンバラ公爵(フィリップ王配)の個人的な希望を非常によく反映したものとなっています。今回の葬儀は、公爵の人生と、女王、英国、英連邦に対する70年以上の貢献を祝い、称えるものです」と述べている。
関係者が米Us Weeklyに語った話によると、フィリップ王配はここ最近ずっと健康状態が優れなかったが、その喪失感は多大で、エリザベス女王は73年間にわたって連れ添った夫を失ったことに「非常に心を痛めている」という。また、ヘンリー王子が葬儀に出席することは、女王たっての希望であることも明かした。
ちなみに、フロントロウでも何度かお伝えしたが、ヘンリー王子とメーガン妃は今年3月にアメリカのテレビ番組で“暴露インタビュー”を行なったことで、王室とひと騒動あったばかり。例のインタビューが放送されてからヘンリー王子が王室の面々と顔を合わせるのは、これが初ということもあり、今回の渡英は別の意味でも大きな注目を集めている。(フロントロウ編集部)