ナタリア・ダイアー、意外な作品にも出ていた
2016年にNetflixで配信開始となるやいなや、世界的大ヒットを記録したドラマ『ストレンジャー・シングス』。多くの若手俳優が登場する本作で、ナンシーを演じるナタリア・ダイアーも存在感を発揮。
そんなナタリアだけれど、子供の頃から演技の仕事をしており、2009年の映画『ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー』で、主人公ハンナにつきまとう記者の娘を演じたのは、じつはナタリア!
また、最近では『ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー』や『Yes, God, Yes(原題)』にも出演している。
フェミニストとして声をあげてきたナタリア
そんなナタリアは、『ストレンジャー・シングス』の現場で関わる年下の俳優たちを守ろうと声をあげるフェミニスト。若い俳優たちが性的に見られていることには文化的な問題があると指摘した。
また、ショービズの世界だけでなく、社会全体で女性を抑圧するものがあると語るナタリアは、カトリック系の高校に通うアリスが戸惑いながらも性について学んでいくコメディフェミニズム映画『Yes,God, Yes』に主演したことで、社会で話すべきじゃないとされていることについて、まずは疑問を持って話してみることが大事だと学んだという。
また、子供のころから業界にいる彼女は、良い変化も生まれていると感じているという。
「私の願いは、次の世代が(女性の)アートや映画、テレビを充分作り出して、様々なタイプの人、色んなバッググラウンドを映した様々な男性や女性の存在が描かれること。それはすごく力強いことだと思うから。進歩はしていると思う。でも早い段階でそれを祝いたくはなくて、でも喜びはしたいよね」
ナタリアはファン想い
芯の通った性格をしているナタリアは、街で声をかけられた時にも、相手のことを考えて行動している。
そんな彼女は、ファンに一緒に写真を撮ってほしいといわれた時には、断っている。なぜなら、写真を撮るより一緒に会話をしたいから!
写真を撮られることが苦手だという理由もあるけれど、写真撮影よりも時間を割くことになる会話をしようと応じることには、ファンへの丁寧な思いを感じる。
真似したくなるナタリアのファッション
『ストレンジャー・シングス』では80年代ファッションを着こなしているナタリアは、プライベートでのファッションセンスも抜群。
ドラマの中でも恋人であり、現実でも本当に交際しているチャーリー・ヒートンとのカップルコーデは、真似したくなるものばかり。
数多くのインディペンデント系作品にも出演
Netflixという巨大プラットフォームの作品によって一躍スターとなったナタリアだけれど、その出演作品にはインディペンデント系作品も多い。
2014年には『I Believe in Unicorns』に、2020年には『Tuscaloosa』や『Yes, God, Yes』に続々と主演し、高い評価を得た。
『ベルベット・バズソー』や『闇はささやく』など、大手作品にも出演するなかで、インディペンデント系映画にも出演するナタリアは、コアな映画ファンからも人気が高まりそう。(フロントロウ編集部)