『ワイスピ』久しぶりのメンツが再集合
2021年8月6日に劇場公開を予定している『ワイスピ』シリーズ最新作の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。シリーズ9作目となる本作では、2006年に公開されたシリーズ3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で死んだと思われていたサン・カン演じるハンが復活し、公開前からファンが大熱狂しているポイントとなっている。
しかしじつは、『ジェットブレイク』で復活するのはハンだけではない。『TOKYO DRIFT』と7作目の『ワイルド・スピード SKYMISSION』に登場したルーカス・ブラック演じるショーン・ボズウェルと、『TOKYO DRIFT』でジェイソン・トビンが演じたハンのメカニックであるアールの復帰も発表されている。
さらには、2021年2月に公開された約30秒の特別映像で、『TOKYO DRIFT』でバウ・ワウが演じたトゥインキーの姿があると発覚!
ハンは『TOKYO DRIFT』で死んだと思われていたとはいえ、シリーズの時系列は公開通りではないため、サンは2015年の『ワイルド・スピード SKY MISSION』までシリーズに出演している。しかしジェイソンやバウが登場するのは『TOKYO DRIFT』ぶり。
つまり、『ジェットブレイク』では、15年前に共演した『TOKYO DRIFT』の4人が再集合することになる。
ジャスティン・リン監督の思い
そして『TOKYO DRIFT』といえば、ジャスティン・リン監督が初めて手掛けた『ワイルド・スピード』シリーズ作品。監督としても、15年ぶりにみんなが揃ったことは心が動かされる出来事だったよう。リン監督は米EWのインタビューで、4人が揃った撮影現場での出来事を振り返り、その思いを語った。
「それについてはあまり考えていなかったんだけど、でもみんなが集まった時…、僕たちはロンドンにいたんだけれど、すごくエモーショナルになったよ。座りながら、『オーマイゴッド。あれは2005年だったよな』って。そしてルーカス、ジェイソン、ボウが、『TOKYO DRIFT』を撮影していた頃に話していたことについて、サンに話しかけていた。続きのようだった。ああいった絆は素晴らしい。だってキャラクターたちの姿を10年、15年見ない時があることは多くて、でも彼らもこの映画の世界を生きてるんだ。だから彼らの近況を知ることができるのは、とても意味のあることだった…。自分が(脚本を)書いている時に想像以上にね」
画面に映るのは久しぶりでも、キャラクターたちはその世界で生きていた。リン監督の力強い言葉は、シリーズのファンの心に刺さる。
『ワイルド・スピード』シリーズは11作目で完結することが決定しているため、ファミリーたちが見られるのもあと少し。それまでは、みんなの絆をかみしめたい。(フロントロウ編集部)