ウィリアム王子とヘンリー王子の再会に注目が集まる
イギリス王室が現地時間4月17日に行われるフィリップ王配(享年99歳)の葬儀に参列する30名を発表。事前に報じられたとおり、エリザベス女王やチャールズ皇太子、ウィリアム王子に加え、2020年3月をもって王室を離脱したヘンリー王子の名前もあった。
ヘンリー王子といえば、今年3月に妻のメーガン妃とアメリカのテレビ番組で“暴露インタビュー”を行なったことで、王室とひと騒動あったばかり。例のインタビューが放送されてからヘンリー王子が王室の面々と顔を合わせるのは今回が初で、とくに兄のウィリアム王子とはそれ以前から不仲説を囁かれていることから、葬儀での2人の動向に注目が集まっている。
そういった状況を考慮してか、王室は葬列の並び順についても言及。葬儀では、ウィリアム王子とヘンリー王子もほかの家族と一緒にフィリップ王配の棺の後ろを歩くことになっているが、隣同士ではなく、あいだに「もうひとり」いることが明らかにされた。
気まずい空気が流れるウィリアム王子とヘンリー王子にはさまれることになったのは、アン王女の息子で2人にとっては従兄にあたるピーター・フィリップス氏。王室のスポークスパーソンはこの配列について、「これは実用的な変更であり、とくに深い意味はありません。葬儀にドラマを持ち込むことはいたしません。女王の意向に沿って合意のうえで決めたことです」としている。
ヘンリー王子はすでにイギリスに到着しているが、現在、新型コロナウイルスの感染予防のために自主隔離中で、米ABC Newsによると、葬儀当日まで家族と直接顔を合わせることはできないという。ただし、イギリスに着いてすぐウィリアム王子と電話で話をしたと英The Telegraphは伝えている。
ちなみに、フィリップ王配の葬儀はウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で執り行われる予定で、その模様はイギリス時間の午後3時から生中継される。コロナ禍ということもあり、国葬とはせず規模を縮小して行なうため一般市民が参加することはできない。
また、黒い噂が絶えず2019年から公務を一時引退しているアンドルー王子と、王室を完全に離脱したヘンリー王子に配慮して、参列者は軍服ではなく平服を着用するよう王室からお達しが出ている。(フロントロウ編集部)