2019年に公開されたMCU映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』に出演していたにもかかわらず、公開されるまで自身が出演しているかどうか知らなかった俳優がいた。(フロントロウ編集部)

MCU映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』

 2008年に公開された映画『アイアンマン』から一連のシリーズがスタートし、2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で一つの大きな区切りを迎えたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバーズ)。現在は、ディズニープラスで配信されている『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』や、『ワンダヴィジョン』などのドラマシリーズをメインに新たなフェーズを展開しており、2021年7月9日には、映画『ブラックウィドウ』が公開される。

画像: MCU映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』

 本シリーズのなかでも、特に多くのファンに衝撃を与えた『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、ロバート・ダウニー・Jr.やクリス・エヴァンスなど、初期の『アベンジャーズ』を支えた俳優が卒業を迎えたことでも知られる。

 最近、そんな記念碑的名作の『エンドゲーム』に出演し、セリフも喋っていたある俳優が、映画が公開されるまで出演していなかったことを告白した。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』に出演したことを2年越しで知る

 その俳優は、『エンドゲーム』のちょうど中盤ごろ、アイアンマンことトニー・スタークとキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースがスペース・ストーンと“ピム粒子”を回収するために過去に飛んだシーンに出演している。

 2人がエレベーターに乗り込んだ際にじろじろと見て、「ここは初めて?」と聞くそのS.H.I.E.L.D.職員こそ、「出演していることを知らなかった俳優」のイヴェット・ニコール・ブラウン。

 彼女は米ComicBook.comのインタビューで、「今でも信じられない」と言い、ずっと出演していることを知らなかった理由を述べた。

 「笑える話ですが… 私が出演するということは、カメオ出演だったので、誰にも言ってはいけないことになっていたのです。だから、その秘密を2年間も黙っていました。(『エンドゲーム』は、)2017年に撮影して、2019年まで公開されませんでした。それほど時間がかかったのは、(前作の)『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』を同時に撮影していたからです。『インフィニティ・ウォー』を撮影していることを知っている中で自分の場面の撮影をしたので、てっきり『インフィニティ・ウォー』に出ていると思っていました。

 だから、『インフィニティ・ウォー』が公開されて、自分が出演していなかったときには、『いやあ、いい経験だった。クリス(・エヴァンス)やロバート(・ダウニー・Jr.)と一緒に仕事ができたし。うまくいかなかったけど、それはそれでいいじゃない』と思いました。その後、『エンドゲーム』のプレミアに友人グループ、つまりオタクグループと一緒に行ったんですが、エレベーターが写って『このシーンに参加した!』と思った次の瞬間、そこには自分の顔が映っていて、他のみんなと同じようにショックを受けました。みんなで叫びました。クリス・エヴァンスは今や、私のツイッターのボーイフレンドです。人生はいいものです」

 出演をすっかり諦め、ずっと心の中で秘密にしていたイヴェットが2年越しに知った真実。聞いているこちらまで明るくなるような、ハッピーなエピソードだった。ちなみに、彼女は4月23日よりDisney+ (ディズニープラス)で配信開始となるドラマ『ビッグ・ショット!』に出演する。(フロントロウ編集部)

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