『マッドマックス 怒りのデス・ロード』フュリオサ主演のスピンオフ
2015年に公開され、世界的大ヒットを記録した映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。本作でファンの心を鷲掴みにした、シャーリーズ・セロン演じるフュリオサの過去を描くスピンオフ映画『Furiosa(フュリオサ/原題)』の撮影日が、2021年6月に決定した。
スピンオフとなる本作で昔のフュリオサを演じるのは、ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』や映画『ニュー・ミュータント』のアニャ・テイラー=ジョイ。他にも、マーベルMCUのソー役で有名なクリス・ヘムズワースや、映画『アクアマン』や『マトリックス4』のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が出演する。
『Furiosa(フュリオサ/原題)』は、2023年に公開予定で、オーストラリアのニューサウスウェールズ州と連邦政府からの資金支援のもと現地で撮影される。
『マッドマックス』シリーズの生みの親で、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』も監督したジョージ・ミラーが今作でもメガホンを取ることに。オーストラリア出身のジョージは、現地で行なわれた記者会見で「シドニーやニューサウスウェールズ州、ここは常に私たちのホームであり、これまでここで多くの撮影を行なってきました」と述べている。
ちなみに、1979年に公開されたシリーズ第1段の映画『マッドマックス』は、荒廃しきった近未来のオーストラリアの路上が舞台。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』もオーストラリアで撮影される予定だったものの、記録的な豪雨により撮影予定地の緑化が進んでしまったため、撮影地をアフリカのナミビアに移さなければならなかった。
同じくオーストラリア出身のクリス・ヘムズワースは記者会見で、ほとんどのオーストラリア人と同じように、『マッドマックス』を見て育ったがゆえに、そんなフランチャイズに参加することには「大きなプレッシャー」を感じたとコメント。「心と魂を込めてやろうと思っています。なぜなら、この作品は私にとって、今までやってきたことの中で最も信じられないようなことだからです」と言った。
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のスピンオフ映画『Furiosa(フュリオサ/原題)』の撮影は、2021年6月より開始される。(フロントロウ編集部)