テイラー・スウィフト公認の“娘”オリヴィア・ロドリゴ
今年1月にリリースしたデビューシングル「ドライバーズ・ライセンス(drivers license)」が2021年に世界で10億回再生を突破した最初の楽曲となり、5月21日にはデビューアルバム『サワー』をリリースすることが決定しているオリヴィア・ロドリゴ。
オリヴィアは、テイラー・スウィフトから大きな影響を受けたことを公言する、筋金入りのスウィフティーズ(※)。彼女が“母”と慕うテイラーも、オリヴィアを自身の“娘”として認めており、オリヴィアが今年1月に驚異のデビュー曲「drivers license」をリリースした時には、「さすが、私のベイビー。本当に誇りに思うよ」と、賛辞を寄せた。
※テイラーのファンの愛称。「Swifties(スウィフティーズ)」
オリヴィア・ロドリゴがテイラー・スウィフトのすごさを改めて語る
先日、デビューアルバム『サワー』からの最新シングル「deja vu(デジャ・ヴ)」をリリースしたオリヴィアがApple Musicのゼイン・ロウの番組に出演し、そのなかで、ソングライティングの話題に。
オリヴィアは今年に入ってからテイラーの楽曲を改めて聴き直してみたそうで、「今年は特にテイラーにハマっていて、昔の曲を全部聴いたんだけど、その時に、テイラーは私と同じなんじゃないかって感じたの」とした上で、「テイラーは決して、幅広い音楽的な知識を持っているわけではなくて、凄まじいコードを使うわけでも、とんでもない進行を使っているわけでもない。彼女が使っているのは、誰もが大好きなポップ・カントリーのコードで、それを使って彼女らしさを出しながら、見事に自分のものにしている」と、ソングライターとしてのテイラーについて、決して複雑な技術を使っているわけではないにもかかわらず、名曲を生み出していることがすごいと称賛。
「そのことにすごくインスパイアされて、『見事なまでに素晴らしい曲を書いたとしても、このコードに使われているマイナーセブンスがどんなものかなんてことまで知らなくていいんだ』っていうことを思えたの」と続けて語り、必ずしも音楽的に深い知識がなくても、名曲を作れるということを実感できたと明かした。
テイラーが楽曲を書いている時にどこまで音楽理論を意識しているかは定かでないものの、少なくとも、そのように語るオリヴィア本人も、音楽知識がなくても名曲を作れることを証明した1人で、デビューシングル「drivers license」は、全米シングル・チャートにおいてデビュー曲として史上初めて8週連続での1位を獲得したり、Spotifyにおいて史上最速で5億回再生を突破したりと、数々の記録を塗り替えている。(フロントロウ編集部)