俳優のロバート・デ・ニーロと元妻グレイス・ハイタワーの離婚調停が泥沼化の様相。ロバートの弁護士は、彼が元妻の贅沢なライフスタイルを支えるために、多忙な仕事生活を余儀なくされていると主張している。(フロントロウ編集部)

妻グレイスと離婚調停中のロバート・デ・ニーロ

 言わずと知れた映画『ゴッドファーザー』シリーズや、『タクシードライバー』など、1970年代からハリウッドを代表する俳優の1人となり、現在でも、2015年公開の映画『マイ・インターン』や、2019年公開のNetflixオリジナル作品『アイリッシュマン』など、数々の注目作品に出演してきたロバート・デ・ニーロ

画像: 妻グレイスと離婚調停中のロバート・デ・ニーロ

 今週4月23日には、主演映画『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』の全国公開が控えるなど、今もハイペースで映画に出演しているロバートだけれど、そのペースは、現在77歳の彼にとってはツラいものになっているという。

 それでも、ロバートが今でも精力的に俳優活動に取り組んでいるのは、2018年に離婚を申請した元妻のグレイス・ハイタワー(66)の贅沢な生活様式を維持するためという理由もあるそう。1997年に結婚し、1999年の離婚と復縁を経て、2018年に離婚したロバートとグレイスの2人は現在、離婚調停を行なっており、米現地時間4月16日にリモートで行なわれた審問のなかで、ロバートがグレイスへの支払いのために多忙な日々を送ることを余儀なくされていることが明らかになった。

多忙な生活を余儀なくされているとロバートが主張

 「77歳のデ・ニーロ氏は、彼自身が仕事を愛しているとは言え、実際に余儀なくされているような、とんでもないペースでの仕事を強いられるべきではありません」と、審問のなかでロバートの弁護士を務めるキャロライン・クラウス氏は述べている。

 クラウス氏によれば、ロバートは現在、ほとんど仕事を選ばずにどんな作品にも出演の承諾を出している状況だといい、「この状況はいつになったら終わるのでしょう? プロジェクトをすべて引き受けることなく、ステラ・マッカートニーを求めるハイタワー氏の欲求に応えるために、1日12時間労働を週6日も続けなくて済むようになるのは、いつになるのでしょう?」と、現在は週に6日、1日12時間の労働を続けている状況だと主張。「彼は明日にも病気になるかもしれません。そうなったら、今のパーティーもおしまいですよ」とクラウス氏は妻のグレイス側に忠告している。

画像: 多忙な生活を余儀なくされているとロバートが主張

 一方、妻のグレイス側は、ロバートが事前に金額に合意していたにもかかわらず、一方的にグレイスへの支払いを減額してきたと主張しており、ロバートが支払うことになっているグレイスのクレジットカードの限度額については、元々は月に約4,120万円(37万5,000ドル)だったのが、今年1月の時点で月に約1,100万円(10万ドル)にまで減額になったという。

 また、ロバート側はグレイスの散財ぶりを指摘しており、約1億3,200万円(120万ドル)のダイヤモンドを購入するなど、2019年だけで約1億8,300万円(167万ドル)を使ったと主張している。

 そうしたなかで、ロバートの弁護士であるクラウス氏は、新型コロナウイルスによってロバートの収入が激減したことに加え、ロバートには莫大な税金の支払いも待っていると主張。これに対しても、グレイス側は、ロバートがそうした状況下でもヘリコプターをチャーターして移動していることなどを挙げ、贅沢な暮らしを続けていると反論。まったく噛み合う様子のない両者の主張は、平行線をたどっている。(フロントロウ編集部)

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