ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』
『イン・ザ・ハイツ』は、ピューリッツアー賞、グラミー賞、エミー賞、トニー賞などを受賞し、エンターテイメント業界にその名を轟かすブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン』の原作者、リン=マニュエル・ミランダが生んだ傑作ミュージカル。
いまや世界の各地で上演され、ミュージカルファンに愛されている『イン・ザ・ハイツ』は、2021年待望の映像化。全米では6月より上映が始まり、日本での上映も決定している。
ラテン系のコミュニティが密集しているニューヨークのワシントンハイツ地区を舞台に、貧困、人種や性差別、移民問題などを、キャッチーな曲と心に残るミュージカルナンバーでドラマチックに描きだしている本作。夢を持つすべての人への力強いメッセージが込められていて、見るとポジティブな気持ちになれる。
現在アメリカではメディアや関係者向けに一足早く上映が始まっており、批評家の間では「2021の最高の映画の一つ」、「うまくいけば、ハリウッドにおけるラテン系映画の常識をひっくり返すかもしれない」、「『イン・ザ・ハイツ』は、まさに喜びに満ち溢れている」など、好意的な意見が飛び交っているところ。
アリアナ・グランデ、『イン・ザ・ハイツ』を絶賛
そんななか、アーティストのアリアナ・グランデも一足先に本作を鑑賞したようで、さっそく自身のInstagramのストーリーズに『イン・ザ・ハイツ』を観た感想を投稿した。
「どれほど美しく完璧に仕上がっていたか、理解のはんちゅうを超えています。
ジョン(・M・チュウ監督)とリン(=マニュエル・ミランダ)、おめでとう。
そして、この絶対的に素晴らしい作品を作り上げている出演者とダンサーの皆さんも。
とてもとても、美しい(作品)です」
本作の監督は、アジア系キャストを中心に作られた映画『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ。チュウ監督は同作で、「アジア系が中心の映画はヒットしない」というハリウッドのステレオタイプをみごと覆したヒットメイカーとしても知られる。
またキャストには映画『アリー/スター誕生』のアンソニー・ラモス、『キングコング:髑髏島の巨神』、『ブラック・クランズマン』のコーリー・ホーキンズ、アーティストのレスリー・グレースなどが集結。
心が沸き立つ、夏にぴったりの躍動感ある歌とダンスに溢れる『イン・ザ・ハイツ』は、2021年6月に全米公開予定。日本での公開日も、今後発表される。(フロントロウ編集部)