ユン・ヨジョンがブラッド・ピットに“アメとムチ”!?
アメリカでの成功を夢見る韓国系移民の家族の姿を描いた映画『ミナリ』で、アカデミー助演女優賞に輝いた韓国出身の俳優ユン・ヨジョンが、受賞スピーチでプレゼンターを務めた俳優のブラッド・ピットに対して放った言葉がおもしろすぎると話題になっている。
ご存じかもしれないが、じつは『ミナリ』にはブラッド率いる制作会社プランBが携わっており、ブラッドもプロデューサーとして名を連ねている。しかし、ユンは今日までブラッドと顔を合わせたことがなかったようで、「ブラッド・ピットさん、やっとお会いすることができましたね」と言うと、続けて「私たちがタルサ(※オクラホマ州北東部の都市)で撮影をしている時、あなたはどこにいらしたんですか?何はともあれ、お会いできて光栄です」と鋭いツッコミを入れた。
さらにユンは、多くの人が自分の名前を正しく発音できていないことに触れて、「ご存じかと思いますが、私は韓国出身です。そして私の名前はユン・ヨジョンです。ヨンヨン、ユジョンなど間違って呼ばれることが多いですが、今夜、みなさんのことを許します」と発言。実際、ブラッドも彼女の名前をちゃんと言えていなかったことから、大爆笑が巻き起こった。
ちなみに、同部門でアジア系女性が受賞するのは1958年のナンシー梅木に次いで2人目で、韓国人としては初めて。ユンは終始、自分が受賞したことが信じられないといった様子で、同じく助演女優賞にノミネートされていたグレン・クローズを含む他の候補者たちよりも、自分のほうがほんの少し「運が良かっただけです」と謙遜。
"Mr. Brad Pitt, finally. Nice to meet you." —Youn Yuh-jung —Literally all of us. #Oscars ❤️ https://t.co/9lSTNFc8Uz pic.twitter.com/fknIPzp28H
— E! News (@enews) April 26, 2021
バックステージでブラッド・ピットにエスコートされるユン・ヨジョン。
また、それぞれ出演している作品が違うのだから、「競うことはできません」と持論を展開した。そんなユンのスピーチをステージの横で聞いていたブラッドは、目にうっすらと涙を浮かべていたと言われている。
そのほかにも数々の名言を残す
今回、受賞スピーチでユーモアのセンスを炸裂させ、オスカーだけでなく、多くの笑いも獲得したユンは、授賞式後に開かれた記者会見でも以下の名言を残している。
質問:ブラッドはどんな香りがしましたか?
「匂いは嗅いでいません。私は犬ではありませんから。
質問:将来的にブラッドと共演する可能性はありますか?
「私の英語力と年齢を考えたらそれは絶対にありえないことです。その可能性はないと思います。私は不可能な夢は見ません」
(フロントロウ編集部)