DMXの追悼集会に大勢のファンが集結
薬物の過剰摂取により米現地時間の4月2日深夜に心臓発作で倒れ、病院に搬送されICUで治療を受けた末に、4月9日に入院先の病院で50歳の若さで息を引き取ったラッパーのDMXことアール・シモンズ。
米現地時間4月24日には、ニューヨークのバークレイズ・センターにて彼を追悼するための集会が開かれ、家族や友人らが集会に出席。会場からはライブ配信も行なわれ、オンラインを通じて多くのファンが彼を追悼した。
この日、「Celebration of Life」と銘打たれた追悼集会に出席できたのは家族や友人のみで、ファンは会場に入ることができなかったのだけれど、会場の外には、彼を送り出すために大勢のファンが集結。両腕でDMXの「X」のポーズをしたり、彼の写真を持ち寄ったりと、思い思いの形で亡くなったスターを追悼した。
DMXの遺体は、「Long Live DMX(DMXよ、永遠に)」と書かれた巨大なトラックによって会場まで運ばれており、この巨大なトラックを取り囲む形で、DMXの出身地であるヨンカーズから集まった数百台ものバイカー集団たちが並走した。
DMX memorial at Barclays: thousands of bikes and his casket in a monster truck. Incredible. pic.twitter.com/VDeeYS76M5
— Sarah! (@SarahisSorry) April 24, 2021
カニエ・ウェストやナズらが追悼集会に出席
追悼集会には、家族のほか、カニエ・ウェストやナズ、スウィズ・ビーツとアリシア・キーズの夫妻、イヴ、バスタ・ライムスら、生前にDMXと親交のあった大勢の友人たちも出席した。
追悼集会は、カニエ・ウェスト率いる日曜礼拝の合唱団であるサンデー・サービス・クワイアによるパフォーマンスからスタートしており、彼らは「Excellent」や「Ultralight Beam」、「Jesus Loves Me」などを披露。
また、ナズは集会で追悼スピーチを披露し、「今夜ここにいられるのは名誉だけど、同時に、悲しい日だ」とした上で、1998年に犯罪ドラマ『BELLY 血の銃弾』でDMXと共演した思い出に触れて、「彼は俺のブラザーだったんだ。一緒に素晴らしい映画を撮った。あの映画では、彼はこれからスターになろうとしていたところだった。まだ彼のファーストアルバムも出ていなかったけれど、彼は冒険が既に始まっていたことを知っていたんだ」とDMXを追悼した。
集会では、DMXが複数の女性との間にもうけた15人の子どもたちも登壇して、父親を追悼するスピーチを行なっている。
追悼集会の模様はこちらの動画から観ることができる。
(フロントロウ編集部)