『ウィズアウト・リモース』のジョディ・ターナー=スミスが、女性のアクションスターについて、男女の友情について語ってくれた。(フロントロウ編集部)

ジョディ・ターナー=スミス、女性アクション俳優がセクシーである必要はない

 マイケル・B・ジョーダン主演の映画『ウィズアウト・リモース』が、Amazonプライム・ビデオでついに配信開始。

 『ウィズアウト・リモース』の主人公は、エリート海軍特殊部隊員ジョン・ケリー。彼の妊娠中の妻が殺される事件が発生し、復讐を決意したジョンだったけれど、犯人を追うなかで、ある国際的な陰謀に巻き込まれていることに気がつく…。

 マイケルのアクションシーンも見どころである本作だけれど、戦うのは彼だけではない。ジョンの長年の親友であるカレン・グリアの存在は、作品においてかなり重要。冷静でかっこよすぎるカレンを演じたジョディ・ターナー=スミスが、フロントロウのインタビューに答えてくれた。

 復讐に燃えるジョンをサポートするカレンは、本作において、ジョンに助けられるような立ち位置ではまったくない。むしろジョンがカレンに助けられるシーンも多くある本作で演技したことについて、ジョディはこんな思いを語ってくれた。

 「女性キャラクターが男性キャラクターに助け出されるというものではない映画に出られたことは、とても素晴らしいこと。ジョン・ケリーは勝利したとはいえ、彼が私を助けにくるとか、そういった感じではないから。非常に対等であると感じられる2人でしょう。そしてカレン・グリアは権力の中で働き、軍人としてアメリカに戻って、しかしそれを脱いで、闘いに身を投じる。

 そういったことを出来る機会というのは、現代ではいつでもとても素晴らしいことだと思う。多くの女性アクション俳優が出てくるっていうことが大好き。私たちは(外見でなく)作品の内容をより一層見ているのだと思うし、アクションスターはただただ強くいることを許されている。そして、彼女たちはセクシーである必要もない。

 セクシーでいることに問題があるということじゃない。セクシーでいることも最高なこと。でも、そうならなくても良いというのは良いことだし、そのうえで自分の強みを伸ばせるでしょう」

 これまで創作されてきた多くのフィクションで、戦いに臨むチームの女性キャラクターだけ肌の露出が多い服だったり、色気があるタイプだったりというのは、よくあったもの。しかし本作では、ただただ1人のキャラクターが親友とともに戦う姿が見られる。

画像: ジョディ・ターナー=スミス、女性アクション俳優がセクシーである必要はない

ジョディ・ターナー=スミス、人間関係は細部に表れる

 また、ジョンとカレンが最後まで恋愛関係にならないという展開も、本作の魅力。男女の友情を描くことについて、ジョディは演技の細部にまで気を払ったという。

 「その関係について話すということだけでなく、すべてに表れることだよね。どう触れるか、どう話すか、どう見るか。こういったことはすべてで、それぞれの関係は成り立ってる。だからそれ(ジョンとの関係)をできる限りリアルなものにするというのは、私の目標だった。あの2人には歴史があり、深い絆があり、深い敬意がある。そして強い忠誠心も。そしてそれをスクリーンに映し出すということは、私の願い」

画像: ジョディ・ターナー=スミス、人間関係は細部に表れる

 マイケルとジョディの共演が見られる映画『ウィズアウト・リモース』は、Amazonプライム・ビデオで配信中。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.