フランスで映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を超える高評価を得ているラブコメ映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』で主演を務めるジョセフィーヌ・ジャピに、フロントロウ独占インタビュー。(フロントロウ編集部)

フランスで大好評のラブコメ『ラブ・セカンド・サイト』が日本公開!

 映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』が、日本で5月7日(金)から全国順次公開となる。本作は、フランスで大ヒットした映画『あしたは最高のはじまり』のユーゴ・ジェラン監督と、映画『エール!』のスタッフがタッグを組んだ最新作。

 フランス本国では、名作ロマンス映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を超え、2010年代最高のラブコメに選ばれる高い評価を得ており、日本でも注目されている。

【あらすじ】
高校時代に一目惚れをして結婚したラファエル(フランソワ・シビル)とオリヴィア(ジョセフィーヌ・ジャピ)。結婚から10年が経ち、主人公のラファエルは、長年の夢だったSF作家として成功していく。一方、オリヴィアは小さなピアノ教室を開いており、仕事のことばかりで自分勝手なラファエルとの生活に孤独を感じていた。そんなある日、我慢の限界に達したオリヴィアとラファエルは大喧嘩に。翌朝ラファエルは、自分がしがない中学校教師、オリヴィアは人気ピアニストという、立場が逆転した「もう一つの世界」で目覚めたことに気づく。しかもその世界のオリヴィアは、なんとラファエルのことを知らなかった…。

 主演を務めたのは、フランスの人気若手俳優として話題作に立て続けに出演しているラファエル役のフランソワ・シビルと、ヴァンサン・カッセルなどとの共演経験を持つオリヴィア役のジョセフィーヌ・ジャピ。2人は本作での共演をきっかけに交際をスタートさせ、素敵な関係を築いているという。

 フロントロウでは、本作で「ピアノ教師」と「人気ピアニスト」の二つの顔を見事演じ分けたジョセフィーヌに独占インタビュー。

【インタビュー】『ラブ・セカンド・サイト』主演ジョセフィーヌ・ジャピ

画像: 【インタビュー】『ラブ・セカンド・サイト』主演ジョセフィーヌ・ジャピ

本作を演じるにあたってオードリー・ヘップバーンを参考にされたとのことですが、なぜ参考にしようと思ったのですか?

 ユーゴ監督とは、オリヴィアのキャラクターについてたくさん話し合いをしました。実在する人物からインスパイアされているため、どういう人物像にしたいか、という明確なイメージが監督にはありました。

 (元の世界ともう一つの世界の)どちらのオリヴィアも意思が強く、自分がしたいこと、したくないことがとてもはっきりしている女性です。だからこそラファエルに自分の気持ちをぶつけてケンカにも至るし、初めて会った人にも心を開いていく。そういう自発的なところがある人物像でした。

 実はユーゴ監督のインスピレーションの源はオードリー・ヘップバーンで、彼女は本作に必要だったいろいろな色彩を持った女優でした。屈託のない陽気な一面もあれば、グラマラスな見た目と自信に満ち溢れた部分もある。私自身もオードリーが大好きでたくさん作品も見ていますし、監督にとっても私にとってもオリヴィアにぴったりのモデルでした。

映画の中でお気に入りのシーンはどこですか?

 ピアノの連弾シーンが凄く好きです。実はとても面白いエピソードがあるんです。あれはカマルグにあるオリヴィアのおばあちゃんの家でのシーンですが、撮影の際にあの家がなんと私の父方の先祖が建てた家だということが分かったんです。

 ユーゴ監督があの家を選んだのは偶然ですが、現実とフィクションが交差するような不思議な気持ちでの撮影だったので、好きなシーンです。

ユーゴ監督が本作を作ったきっかけは、「1番大切な人に出会わなかったら、人生はどうなっていたのだろう?」と疑問に思ったからだと伺っています。ご自身の人生において、これが起きなければ、この人と出会わなければ人生が大きく変わっていたと思うことをあげるとしたらなんでしょうか?

 難しいですね…。3つ以上あるかも。

 私の人生、まだ短いですが、ちょっとした偶然がなかったら今の私はなかっただろう、ということがあるんですよね。例えば、8歳のときに芝居を観にいって劇場を出たときにスカウトされたことがきっかけで10歳のときに子役としてデビューし、女優人生の最初の一歩となりました。

 仕事をしながら学生だったときに出会った、本当の親友と呼べる人達の存在も私にとってはとても大切です。作品に参加するときもいつもそうで、「あなたと仕事がしたい」と電話をもらうときはその度にわくわくしますし、それが私の人生を少しずつ変えてくれています。

画像: ユーゴ監督が本作を作ったきっかけは、「1番大切な人に出会わなかったら、人生はどうなっていたのだろう?」と疑問に思ったからだと伺っています。ご自身の人生において、これが起きなければ、この人と出会わなければ人生が大きく変わっていたと思うことをあげるとしたらなんでしょうか?

ピアニストとしての成功を目指していたときのオリヴィアと、有名ピアニストになったオリヴィアでは、全く違うオーラを感じました。どうやって演じ分けましたか?

 今回の場合はクランクインの前にしっかり準備をしておいたというのがとても大きかったと思います。

 実はクランクインの3か月前に、監督とフランソワ(・シビル)と3人だけでプラハに行ったんです。映画で使う衣装をスーツケースにたくさん入れて持っていき、そこでは監督が小さなカメラでちょっとしたシーンを撮っていました。

 撮影が始まる前に、どういう役者さん・監督といっしょにやるのか、どういう人物を演じるのかということがすべて頭の中に入っていて、実際の撮影現場に立ったときには、それが初めてではないような感覚でした。

 とても自信があって貫禄のある女性と若々しく初々しい女性を演じ分けるというのは、私にとってはむしろ快感でした。

 映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』は、5月7日(金)から日本全国で順次公開。(フロントロウ編集部)

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