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ウィル・スミスがこれまでの自分の人生で「最悪」と称するボディを赤裸々に公開。ボディポジティブを推奨する行動だと称賛されている。(フロントロウ編集部)

ウィル・スミス、「人生最悪」のボディを公開

 映画『バッドボーイズ』シリーズや『ジェミニマン』のウィル・スミスといえば、そのほかにも数々のアクション映画に主演し、鍛え上げられた肉体を惜しげもなく披露してきたマッチョ系俳優の1人。そんなウィルが「みなさんに真実をお伝えする。俺は今、人生で最悪な体形だ」というコメントを添えて、インスタグラムで藪から棒に公開した1枚の写真に注目が集まっている。

 トランクスにスポーティーなパーカーを羽織ったウィルの上半身には、2016年公開の映画『スーサイド・スクワッド』の出演時にはバキバキに割れていた“シックスパック”と呼ばれる腹筋は見る影もなく、胸筋も消滅。世の多くの同世代の男性たちにとっては、とても親しみの湧く様相を呈している。

 「人生最悪」と言いながらも、なんだか楽しそうな表情や動作で写るウィル。脱力感のあるボディをあらわにした真意は明らかにしていないが、フォロワーたちからは、むしろ自然体で好感度が高いとたくさんの賛辞が寄せられている。


「ボディ・ポジティブ」を推奨していると称賛

 ウィルのありのままのボディがこんなにも世間の人々に支持されるのは、昨今、「ヤセた/引き締まった体型こそが好ましい」という美の定義に縛られるのではなく、自分の体をありのままに愛そうという「ボディポジティブ」の流れが浸透するなか、女性と比べると、男性はまだまだ声を上げる人が少ないから。

 男性の場合、体形批判(ボディ・シェイミング)は、“筋骨隆々であるべき”=“強くあるべき”といった、古くからある“男性像”を押し付ける「トキシック・マスキュリニティ」(Toxic Masculinity/有害な男らしさ)と呼ばれる概念と密接に関係している。

画像: ※イメージ画像

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 セレブではシンガーのチャーリー・プースや俳優のジャスティン・バルドーニらが体形に悩まされた過去を明かしたり、世の中にあふれる偏ったメッセージに警鐘を鳴らしてきたが、ウィルほどの知名度があるセレブ、しかも古来の考えにとらわれがちな人が多い50代のセレブがボディポジティブに一石を投じるのは初めて。

 ウィルは、もしかしたら、自虐ジョークとして“人生最悪のボディ”の写真を投稿したのかもしれないが、彼の行動はさまざまな世代の人々に好意的に受け取られている。(フロントロウ編集部)

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