チャリティイベント「ヴァックス・ライヴ」で約332億円の寄付金が集まる
コロナ禍で世界保健機関やレディー・ガガと協力してオンラインチャリティイベントOne World: Together at Homeを手がけ、毎年人気アーティストが集うGlobal Citizen Festivalを企画する国際支援団体グローバル・シチズンが5月2日にVax Live: The Concert to Reunite the Worldを開催し、その様子が5月8日に配信された。
セレーナ・ゴメスが司会を務め、ヘンリー王子もスペシャルゲストとして参加したこのコンサートは、世界中の脆弱なコミュニティに公平かつ緊急にCOVID-19ワクチンを提供して、ワクチン・検査・治療法の公平かつ協調的な調達と、手頃な価格でのCOVID-19ワクチン接種への普遍的なアクセスを実現するための世界的なメカニズムであるAccess to COVID-19 Tools Acceleratorを支援するために行われた。
ジェニファー・ロペス、エディ・ヴェダー、フー・ファイターズ、J・バルヴィン、H.E.R.がパフォーマンスを披露したほか、ベン・アフレック、クリッシー・テイゲン、デビッド・レターマン、ゲイル・キング、ジミー・キンメル、ノムザモ・ムバタ、オリビア・マン、ショーン・ペンなどの豪華セレブがスペシャルゲストとして参加したほか、ジョー・バイデン米大統領夫妻もこのイベントのためにコメントを寄せた。
コンサートでは、ジェニファーが母親をステージにあげて楽曲「Sweet Caroline(スイート・キャロライン)」を一緒に歌ったり、H.E.R.がギターを弾ける200人の中学生を招待して一緒にパフォーマンスを行なったり、フー・ファイターズのパフォーマンス中にACDCのブライアン・ジョンソンが登場したりと1夜限りの特別な演出が見られた。
来場者はマスクこそしていたものの、ワクチンを打ち終えた2万人以上の医療従事者や救急隊員が盛り上がった会場では、コロナ以前のような光景が見られた。
そんなVax Live: The Concert to Reunite theWorldは、YouTubeで世界100ヵ国に生中継され、最終的な寄付金は約332億円(3億200万ドル)に到達。2,600万回以上のワクチンが調達することができたと、グローバル・シチズンが発表した。(フロントロウ編集部)