シーズン18が決定した『グレイズ・アナトミー』
ドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』は、2005年から続く大人気ドラマ。シアトルにある大病院で働く外科医たちを、仕事に恋に人生に、様々な角度から描き出し、エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞も受賞している。
日本では『グレアナ』として親しまれている本作だけれど、先日までは打ち切りの危機に瀕していた。超人気作品にもかかわらずシーズン17で打ち切られそうになった理由は、新型コロナウイルス感染拡大による影響で撮影や放送に遅れが出ていたことや、2020年3月の時点でシーズン18に向けた交渉がうまく進んでおらず、エグゼクティブ・プロデューサーでシリーズの主役であるエレン・ポンピオとの間で何の合意も得られていなかったため。
しかし、5月になり、エレンが契約更新を発表したことにより、その件は一件落着。そんななか、かねてよりウワサされていた人気キャラクターのクリスティーナ・ヤンを演じるサンドラ・オーのカムバックについて、サンドラ本人がコメントした。
サンドラ・オー、クリスティーナ・ヤンとして戻ってくる?
最近、米LA Timesのポッドキャスト『Asian Enough』に出演したサンドラは、『グレイズ・アナトミー』に今後出演するかどうかと尋ねられ、残念なことに、「ノー」と答えた。
「私はこの番組が大好きです。いまだにこういうことを聞かれる点でも、この番組に感謝しています」と言ったサンドラは、続けて、「キャラクターの影響をこのような形(何度もカムバックするかどうかを聞かれること)で見ることができるのは、非常に稀だと言ってもいいでしょう。ある意味、(俳優は)閉ざされた空間で仕事をして、それを手放すのです。とはいえ、私があの番組を去ったのは、なんと、もう7年も前のことです。私の頭の中ではもう終わったことになっています。しかし、多くの人々にとっては、まだ生き生きとしています。私はそれを理解していますし、愛していますが、私は前に進みました」と語った。
彼女は『グレイズ・アナトミー』出演後、ドラマ『キリング・イブ』に出演し、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞に輝くなど、華々しいキャリアを歩み続けている。『グレアナ』に戻ってこないというのは寂しい話だけれど、今後のさらなる活躍を応援したい。(フロントロウ編集部)