アリーがフィフス・ハーモニーとして活動を語る
アメリカ版のオーディション番組『Xファクター』にソロとして出場していたアリー・ブルック・ダイナ・ジェーン、ローレン・ハウレギ、ノーマニ・コーディ、カミラ・カベロの5人が、2012年に番組内でグループを結成して誕生したフィフス・ハーモニー。
代表曲である「Worth It(ワース・イット)」をはじめ、「Work From Home(ワーク・フロム・ホーム)」などが大ヒットし、グループとして順調に活動していた2016年12月、カミラがグループから電撃脱退。カミラが脱退したことでメンバー間の不仲説が浮上し、世間を騒がせ2018年に活動休止することを発表。
現在はそれぞれソロとして活躍するなか、メンバーのアリー・ブルックが、自身のYouTubeチャンネル内の企画『The Ally Brooke Show』にて、フィフス・ハーモニーとしての活動を振り返った。
傍から見ればフィフス・ハーモニーとしての活動はうまくいっていると思っていたものの、アリーにとってはそうでもなかったようで、「こんなことは言いたくないけど」と前置きしながら「フィフス・ハーモニーでの活動は楽しくなかった。大好きではなかった。あまりにも多くのことが起こっていたから、大変だった。舞台裏(で起きていたこと)が多くて。毒性が強くて、嫌がらせや権力の濫用、そして精神的な虐待や言葉の暴力。酷かった。私としては残念に思う。だって私たちはとても大きな存在だったから。私はもっと楽しむべきだった」と胸の内を正直に明かした。
そんなアリーは、サイモンにグループ結成後「君はこのグループをまとめる接着剤だ」と、個性の強いメンバーたちのまとめ役を頼まれたことも語った。
フィフス・ハーモニーとしての活動は好きではなかったと語っていたアリーだけれど、ここまで有名になれたのはフィフス・ハーモニーがあったからこそ。そのためアリーは「とても誇りに思っている。フィフス・ハーモニーにはとても感謝している。私の人生を変えてくれたから」と感謝の気持ちを示しながらも、「でも、なんだか変なバランスなんだよね。感謝すると同時に、私にとって物事がうまくいかなかったという事実を受け入れることのバランスが」と複雑な気持ちがあると話した。(フロントロウ編集部)