「カミングアウト」が話題になったジョシュア・バセット
リッキー役で主演を務める、Disney+ (ディズニープラス)のドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』シーズン2の日本での配信スタートが5月21日に控えている、俳優でシンガーのジョシュア・バセット。
5月7日にリリースした最新シングル「Feel Something」のミュージックビデオからの未公開映像のなかで、友人であるマニュエル・エスコバルにキスしようとしているシーンが収められていたことが話題になっていたジョシュアは先日、YouTubeチャンネルClevverNewsのインタビューに応じた際に語ったハリー・スタイルズについての発言がファンのあいだで騒がれることに。
「Feel Something」のリリースに先駆けて公開された、ミュージックビデオの未公開映像。
ジョシュアは番組のなかで、「ハリー・スタイルズの好きなところはどこ?」というファンからの質問に、彼はクールだよ。ハリー・スタイルズをクールだと思わない人なんているのかな? それに、知っての通り彼はセクシーだし。チャーミングでもある。(好きなところが)たくさんあってキリがないよ」とハリーを絶賛した上で、「これは僕にとってのカミングアウト動画にもなるんじゃないかな、きっとね」と回答した。
動画が公開されてすぐ、SNS上では“ジョシュアがクィアだとカミングアウトした”とファンのあいだで話題に。一方で、ジョシュアの笑いまじりの言い方や、インタビューを行なったClevverNewsが動画のタイトルやツイートでこの件に触れていないことを理由に、“あれはジョークだ”とする声も浮上。そしてそれに対し、“もしもジョークならば不適切だ”とする声も出るなど、発言の真意が注目されていた。
ジョシュアがセクシャリティについてコメントを投稿
そんななか、今回、ジョシュアが新曲と見られる楽曲をアコースティックでパフォーマンスするところを収めた映像をインスタグラムに投稿。ジョシュアはピアノに乗せて次のような歌詞を弾き語りしている。「僕は呪縛を解く/このサイクルを終わらせる/地獄のような日々を過ごしてきた、生き延びる以上のことがしたい/これを乗り越えられなければ、また次に受け渡すことになる/今こそ変化の時だよ/これは僕の人生、自分が生きていく人生」
ジョシュアはこの投稿に、カラフルなハートの絵文字を添えて、次のように長文のコメントを寄せている。
「僕は人生を通じて、他の人たちに自分のセクシャリティについて話されてきた。何も知らないことについて、人々は僕を叩いてきた。愛や受容のために立ち上がってくれる人たちには感謝しているよ。
有害さや憎しみ、ネガティビティではこのテーマについて語れない。そういったことは、そういったことを発する人(の人間性)を表すだけだ。
今は2021年なんだ。僕らは愛と成長の世代で、そう振る舞うべき時代が来ているんだよ。僕のことが好きでも、嫌いでも、けなしてくるような人でも、僕は全員を同じように愛してる。
恥じることなく、自分が愛する人を愛して。本当の自分を模索し続けていてもいい。人生はとても短いんだから、無知や憎しみなんかに勝たせてしまってはいけないよ。僕は愛を選ぶ」
ジョシュアのこの投稿には、「愛は愛だよね」というコメントがファンから寄せられるなど、ジョシュアを支持する声が多くコメントされており、親しくしていることで知られるサブリナ・カーペンターも白いハートの絵文字をコメントしている。(フロントロウ編集部)