過激な戦闘描写が理由で、日本では未発売だった格闘ゲーム『モータルコンバット』が映画化。2021年6月18日より日本公開となる。そんな本作に出演している真田広之が、アメリカでなぜか“日本のショーン・ビーン”と呼ばれているもよう。(フロントロウ編集部)

※この記事には、映画『モータルコンバット』のネタバレが含まれます。

『モータルコンバット』日本上陸

 『モータルコンバット』は、激しすぎるバトルと、相手にトドメを刺すシリーズ定番描写である“フェイタリティ”の残虐さが人気のゲームシリーズ。そんな本作の映画版が、2021年6月18日より日本公開となる。

 日本からは映画『ラストサムライ』以降、 数々のハリウッド作品に出演し続ける真田広之が重要なキャラクターであるスコーピオン役として出演。さらに、マーベル作品を始め、『ミッドウェイ』などハリウッド大作へ数多く出演している浅野忠信が、地球上の戦士たちの指南役であるライデン役として、それぞれ出演する。

 真田、浅野コンビという日本でも人気の俳優が出演するということもあり、多くの日本のファンも期待を寄せている『モータルコンバット』だけれど、なんと真田広之は本国アメリカで「日本のショーン・ビーン」と呼ばれ始めているという。

真田広之は、日本のショーン・ビーン?

 その理由は、真田広之の演じる役の傾向に秘められていた。

画像: 映画『モータルコンバット』© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

映画『モータルコンバット』© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

 彼が比較されているショーン・ビーンはイギリス出身の俳優で、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』エダード・スターク役や映画『ロード・オブ・ザ・リング』ボロミア役など、数々の作品に出演し、その“命”を散らしてきた。もちろん、全ての役柄で死んでしまうというわけではないけれど、圧倒的に死んでしまう役が多く、「死に役」などというあだ名をつけられてしまってもいる。

画像: ショーン・ビーン

ショーン・ビーン

 米Comic Bookでは、真田広之をそんなショーンと比較して、「真田のキャラクターの多くは死ぬ傾向があるようだ」とコメント。そして、「この傾向は、実は真田のキャリアの早い段階から始まっている」と続けた。

 日本人からすると、ショーンほど「死に役」というイメージがないかもしれないけれど、海外目線で見ると、彼のデビューは1999年から2000年にかけて上演されたイギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演の『リア王』。その際は、道化役を演じた(※)。

※『リア王』の道化役の結末については、「死んだ」とする説と、「死んでいない」という説がある。

 その後、映画『ラストサムライ』、『ウルヴァリン: SAMURAI』、ドラマ『ウエストワールド』など、さまざまな映画に出演し、いずれも命を落としてきた。そういうわけで、「死に役」なのかもしれない、と海外で噂されているというわけ。2021年5月21日にはザック・スナイダー監督の映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』が配信となるけれど、こちらの作品での行方も気になる 

 “死に役”なんて喜ばしくないように聞こえるかもしれないけれど、「日本のショーン・ビーン」という異名をつけられるくらい海外映画ファンの間で真田広之の認知度が進んでイメージがついてきているということ。そんな真田広之が大活躍すると言われている映画『モータルコンバット』は、2021年6月18日より日本公開。(フロントロウ編集部)

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