『ファンタビ』俳優に禁錮3年の実刑判決
映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズで、アメリカ合衆国魔法議会の職員でゲラート・グリンデルバルドの信奉者アバナシーを演じた俳優のケヴィン・ガスリーが、女性に性的暴行を加えた罪で禁錮3年の実刑判決を言い渡されたことがわかった。
2017年、被害者の女性(当時29歳)は、ケヴィンと彼の友人で俳優仲間のスコット・リードと会う約束をしていたが、その途中で体調を崩してしまい、スコットのアパートで休むことになった。事件は、スコットがNHS(国民保健サービス)の相談窓口に電話をかけるために部屋を離れ、ケヴィンと女性が2人きりになった時に起きた。ケヴィンは、女性が体調不良で意識が朦朧としているのいいことに、女性の上着を脱がせ、体を触るなどの性的な行為に及んだという。しかし、スコットが部屋に戻ってくるとすぐに行為をやめたと、被害者本人が法廷で証言している。
英BBCによると、ケヴィンは「彼女を助けただけ」と容疑を否認していたが、女性の下着から彼のDNAが検出されたことで有罪が確定。性犯罪者リストにも登録された。
ちなみに、映画情報サイトのIMDbには、現在、制作段階にあるシリーズ最新作『ファンタスティック・ビースト3(仮)』の出演者としてケヴィンの名前が記載されているが、米Deadlineが同作品を製作するワーナー・ブラザースに確認を取ったところ、事件が明らかになる前からケヴィンが出演する予定はなかったという回答が返ってきたとのこと。(フロントロウ編集部)