マシュー・マコノヒーが州知事選出馬に本腰を入れる
映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を受賞するなど、輝かしい経歴を持つ俳優のマシュー・マコノヒーが、テキサス州知事になるという野望を叶えるべく、地元テキサスの政界で影響力のある人たちに電話をかけて、選挙に関する意見をもらっていると米Politicoが伝えている。
今年3月、ポッドキャスト番組『The Balanced Voice(原題)』に出演したマシューが、「僕は今、自分のリーダーシップの役割とは何かを改めて考えているところなんだ。僕には教えるべきことや分かち合うべきことがあると思ってる。自分の役割は何なのか? 人生の次の章での私の立ち位置はどこなのか?」と発言したことで、政界進出を視野に入れていることが明らかに。
その後、テキサス州知事選出馬のウワサについて、改めて「検討はしてる。間違いなくね。検討することができるだけで光栄だ。でも、今はそれ以上でも以下でもない」と人気トーク番組『The Tonight Show(原題)』で語って、司会者のジミー・ファロンから「その発言がすでに政治家って感じだね」とツッコまれていたマシュー。軽薄な役のイメージが強いせいか、冗談だと思っているファンも多いが、Politicoいわく、マシューは穏健派の共和党員とも接触をはかるなど、かなり本気で出馬を検討しているよう。
2018年に再選したテキサス州のグレッグ・アボット知事は、2022年に行われる州知事選にも出馬を予定している。ただし、マシューにも勝算はあるようで、4月6日から13日にかけて登録有権者1,126名を対象に実施された世論調査によると、45%がマシュー、33%が現職のアボット知事、22%が他の人に投票すると答えたという。
ちなみに、過去には日本で「シュワちゃん」の愛称で親しまれる俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが、2003年から2011年にわたってカリフォルニア州知事を務めていたことがあるほか、故ロナルド・レーガンのように俳優からカリフォルニア州知事を経てアメリカ大統領になった例もある。
また、マシューと同様に、俳優のドウェイン・ジョンソンもアメリカ大統領選挙に立候補するのではないかと数年前からウワサされており、本人もまんざらでもない発言をしている。もしかしたら、近い将来、マシュー・マコノヒー州知事&ドウェイン・ジョンソン大統領が誕生するかも!?(フロントロウ編集部)