大ヒット映画となった実写版『アラジン』で、ナオミ・スコット演じるジャスミン姫の衣装の秘密に迫った。(フロントロウ編集部)

『アラジン』のジャスミン姫の衣装に注目

 1992年に公開されたディズニーアニメ映画『アラジン』を実写化し、令和初の興行収入120億円を突破した大ヒット映画『アラジン』。続編が本格的に始動している『アラジン』は、オリジナルストーリーのベースとなる「男性に助けてもらわなければ自由になれない」という古い考えを覆すために、アニメ映画には存在しない、ジャスミン姫の親友であり侍女ダリアを出演させるなど、女性のエンパワーメントを応援する物語へと進化させたことで大絶賛された

 そんなナオミ・スコットが演じるジャスミン姫の衣装には、孔雀のモチーフがデザインされていたのはご存知だろうか?

 とくに分かりやすいのがターコイズの衣装。ジャスミン姫の最もアイコニックなこの衣装のパンツには孔雀の羽をモチーフにしたデザインが施されている。

 そのほかにもジュエリーや衣装に孔雀のモチーフが散りばめられているのだけれど、なぜ孔雀のモチーフが選ばれたのか、衣装を担当したマイケル・ウィルキンソンがFashionistaに明かした。

 マイケルによると孔雀のモチーフはジャスミン姫を表す「比喩」として使われているようで「王家の庭、つまり美しい希薄な世界に閉じ込められた孔雀が、自由な精神を求めていること」を表していると説明した。

 そのほかにも衣装へのこだわりは強く、ジャスミン姫が義務感や責任の重さを感じているシーンでは、彼女のガウンはより細く、コルセットで拘束されているなど“窮屈さ”が現れており、一方で彼女がより自由を感じはじめるシーンでは、ゆったりとした衣装を着用している傾向にあると米Entertainment Weeklyがマイケルとのインタビューの中で報じている。

 5月21日には実写版『アラジン』が初めて『金曜ロードショー』で放送されるので、衣装にも注目してみては。(フロントロウ編集部)

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