※この記事には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれます。
『エターナルズ』予告編が公開
MCU初のオスカー監督による作品『エターナルズ』の初予告が、遂に解禁された。
超人的な能力と不死の肉体を持つ宇宙種族の1つである“エターナルズ”が、悪の種族“ディヴィアンツ”から地球と人類を守るため、数千万年間の潜伏を経て再集結するという原作マーベルコミックを基にした本作。
予告編では、ジェンマ・チャン演じるセルシとリチャード・マッデン演じるイカリス、アンジェリーナ・ジョリーによるセナやサルマ・ハエックによるアジャック、クメイル・ナンジアニのキンゴなどの姿が映し出された。
キャプテン・ロジャースとアイアンマンはもういない…
MCUフェーズ4の作品となる『エターナルズ』の予告編では、2019年に大公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』へのリファレンスも確認され、多くのファンが様々な反応を見せている。
それは、予告編の最後でエターナルズが食事を取っているシーンで起こる。リア・マクヒューが演じるスプライトが、こんなことを言うのだ…。
「キャプテン・ロジャースもアイアンマンも去った。次にアベンジャーズを率いるのは?」
※日本語字幕では「キャップ」となっているが、英語ではキャプテン・ロジャースと言っている。
もう2人はいない…。ふたたびそんな感傷に浸ってしまったファンたちは、インターネットで涙涙の反応。
一方でスプライトが、クリス・エヴァンスが演じたキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースのことをキャプテン・“アメリカ”とは呼ばずにキャプテン・ロジャースと呼んだことは、ファンを喜ばせもした。というのも、キャプテン・アメリカの名前は現在はアンソニー・マッキー演じるファルコンが受け継いでいるから。これには、ファルコンへの配慮を感じるファンがいたよう。
エターナルズは今までどこに?ファンの不満
そして、スプライトのこの発言にイカリスが「僕かも」と返し、エターナルズが笑いに包まれるという最後なのだけれど、この穏やかな展開には、思わずつっこみを入れたくなるマーベルファンは多かった。
思い出してほしい。アベンジャーズが命をかけて戦ったサノスは、エターナルズ種族の突然変異なのだ。
しかしエターナルズは、「何世紀もの間、我々は人知れず見守るだけ。ヤツらが来るまでは」と予告編の冒頭でも語られるとおり、サノスが人類の半分を滅ぼし、アベンジャーズがサノスと戦っている時にも身を潜めていた。
その事実に、「自分がアベンジャーズだったらエターナルズのことが嫌い」「エターナルズはアベンジャーズを知っているのに、みんなが地球を救おうとしていたことを笑うとは、すごい皮肉だね」「???」といった反応も多かった。とはいえ、この反応はもちろん、ファンから『エターナルズ』への期待が高いからこそ。
ちなみに、セナが武器を持ってトレーニングをするシーンでは、一瞬、その横にキャプテン・アメリカのシールドを持っている人物が映っている。あまりに一瞬のことなので、それが何を意味するのかは不明だけれど、『エターナルズ』は昔からのMCUファンも、新しいニューカマーたちも楽しむことができる作品になっているよう。
映画『エターナルズ』は2021年11月5日に全国公開予定。
(フロントロウ編集部)