ブラピ&アンジーの離婚裁判に進展
昨年、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でアカデミー助演男優賞を受賞した俳優のブラッド・ピットが、別れた妻で同じく俳優のアンジェリーナ・ジョリーとの長期にわたる法廷闘争の末、子供たちの共同親権を獲得したと米Page Sixほか複数のメディアが伝えている。
Page Sixによると、あくまで“仮決定”というかたちではあるものの、この裁判を担当するジョン・オウダーカーク判事がブラッドに共同親権を与えることを暫定的に認めたという。ただし、アンジェリーナはこの判決に納得しておらず、徹底的に争う姿勢を見せている。
ブラッドとアンジェリーナのあいだには、マドックス、パックス、ザハラ、シャイロ、双子のノックスとヴィヴィアンという、養子と実子を合わせて6人の子供(※)がいるが、アンジェリーナと、共同親権を希望するブラッドのあいだで話がまとまらず、約5年間にわたって法廷で戦ってきた。
※マドックスは現在19歳でアメリカの法律で成人に達しているので親権の対象外となる。
関係者によると、アンジェリーナはブラッドが共同親権を得ることには反対しておらず、それよりも「ほかにもっと気がかりなことがある」のだとか。アンジェリーナの心配の種が一体何なのかは明らかにされていないが、先日、アンジェリーナ側が裁判所に提出した書類には、法廷で子供たちが証言することを拒否されたと記されていたという。
今年3月、アンジェリーナ側は、ブラッドによるドメスティックバイオレンス(DV)の疑いについて、子供たちが法廷で証言する意思があることを文書を通じて裁判所側に伝えていた。カリフォルニア州では、14歳以上で本人にその意思があれば、子供でも裁判で証言することが認められており、現在17歳のパックス、16歳のザハラ、14歳のシャイロがそれに該当する。
アンジェリーナは、裁判所が暫定的な判決を下す前に、彼女が主張する子供たちの安全と幸福に関連する証拠の聴取を拒否したと主張しており、判決を不服として地方控訴裁判所に提訴したことがわかっている。今後の展開は果たして。(フロントロウ編集部)