ブリット・アワードでのコロナ感染者はゼロ
日本時間5月12日に開催されたイギリスで最も権威があると言われているブリット・アワードは、O2アリーナに4,000人以上の観客を入れて行なわれた久しぶりの有観客ライブとなった。
イギリス政府による試験的なプロジェクトとなったブリット・アワードは、事前に新型コロナウイルスの検査で陰性だった人がマスクなしでソーシャル・ディスタンスも取らなくていいというアフターコロナを意識したライブだったけれど、開催から2週間が経ち新型コロナウイルスに感染した人はいなかったと英NMEが報じた。
イギリスでは元の生活を取り戻そうと政府が主体となった試験的なプロジェクトが行なわれており、4月16日にリバプールで開催された300人を収容したコメディライブからはじまり、様々なタイプの会場で人を入れたライブなどが行なわれ、英文化庁長官によると、これまで実験的なイベントに参加した5万8,000人のうち新型コロナウイルスに感染したと報告されたのは15件のみだったという。
イギリスでは最近、閉鎖措置が緩和されはじめ、パブやレストランのテラス席での営業だけでなく、小売店の営業も再開され、6月21日からはパブやレストランでの1メートルのソーシャル・ディスタンス・ルールが廃止される可能性もあり、徐々に日常を取り戻しつつある。(フロントロウ編集部)