センスが良いことで知られるルーシー・ボイントン
2018年公開の大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』で、主人公フレディ・マーキュリーの元婚約者で一生の友人であるメアリー・オースティンを演じたルーシー・ボイントンは、アメリカのニューヨークで生まれ、イギリスのロンドンで育った。
2006年にレネー・ゼルウィガー主演の映画『ミス・ポター』で、レネーが演じたビアトリクスの子供時代を演じて俳優デビューしたルーシー。
そんな彼女の名前が、一躍映画好きの間で知られるようになったきっかけは、2016年公開のアイルランド映画『シング・ストリート 未来へのうた』。主人公コズモが一目惚れする相手ラフィーナとして、そのクールな笑顔や、心の底に隠した涙で観客を魅了した。
『ボヘミアン・ラプソディ』は70年代から80年代、『シング・ストリート 』は80年代が舞台であり、両作品ともその衣装にこだわりが見える。とくにラフィーナは、作中でバンドメンバーたちの衣装やメイクも担当するほどのセンスの持ち主だったことが印象に残るけれど、演じたルーシーもまた、そのファッションセンスの良さで知られている。
柄on柄は難しい。しかしルーシーの手にかかれば、そんな派手ファッションも個性的にまとまる。同色系の柄シャツとレオパード柄裏地の真っ赤なコートを合わせたら、黒のパンツで全体を引き締め。メイクは真っ赤なリップで。
そんな目立つファッションをルーシーが着こなしているのは、彼女にカラー使いのセンスがあるからこそ。黒コーデのなかに差し色アイテムを合わせるスタイルも、ルーシーお得意のスタイル。
観光地であるイタリアのヴェネツィアでは、リラックスしたスタイルで、恋人のラミ・マレックと歩いていたルーシー。ストライプ柄のワンピースには、ゴールドの派手すぎないパンプスを合わせた。そしてこのワンピースは後ろが大きく開いたデザインとなっており、一見すると無難なアイテムにも、彼女らしさが見えるチョイス。
ルーシーとラミのカップルコーデも人気で、黒コーデにチェックを合わせるといった、さり気ないペアルックは真似したくなってしまう。
そんなルーシーだからこそ、ファッション界の超大御所である米ファッション雑誌Vogueの編集長アナ・ウィンターと、ランウェイのフロントロウで隣同士になったことも。シンプルで上品なドレスに身を包んだルーシーのオーラは、アナにも引けを取らない。
ルーシーが出演作で見せたファッションを真似したくなったファンは多いけれど、彼女の私服も是非参考にしたい。(フロントロウ編集部)