夏にぴったりの「産毛アレンジ」をつくる方法
額周りの産毛をオシャレに形づくった「産毛アレンジ」は、数年前から海外でトレンド入りしているヘアアレンジ。ここ最近でも、シンガーソングライターのH.E.R.(ハー)やティアラ・トーマスがアカデミー賞授賞式で、ドージャ・キャットがビルボード・ミュージック・アワードで産毛アレンジを披露するなど、人気が続いている。
そんな産毛アレンジは、髪をアップすることが多く、イベントも増える夏にぴったりのお目立ちアレンジ。しかも一見難しそうに見えるのに、コツを掴むと意外にも簡単に取り入れられるという。
数多くのセレブの産毛アレンジを手掛けてきたプロが教える、3ステップのつくり方をご紹介。
ステップ1:細かい産毛を梳いて下ろす
最初のステップでは、短い産毛を額に向けて梳いて下ろしていく。通常の髪と混ざって隠れている産毛も多いので、このステップはできるだけ慎重に行なって。一旦髪を濡らしてから取り入れてもOK。
そして使うツールについて、ビヨンセやジェニファー・ロペスといったトップセレブを手掛けるヘアスタイリストのサブリナ・ポルシェは、「ブラシではなくコームのほうが細かい毛を拾いやすいから、できるだけコームを使うといいよ」と米Huda beautyでアドバイス。また、歯ブラシを使うのも失敗しにくいためオススメだという。
ステップ2:形を決めてスタイリング剤で固定
次に額に向けて下ろした産毛を好みの形に整えていき、スタイリング剤で固定する。どんな形にするかはある程度決めておきながらも、髪のクセを生かして自然な形にするほうが失敗しにくいそう。
プロは、しっかり固定するためにスタイリング剤にはこだわっているそうで、セレブを手掛けるヘアスタイリストのエヴァリン・デニスは、「産毛にワックスをつけて仮で形を決めていって、好みの形になったら、ホールド力の高いジェルできっちりキープしてる」と説明。2つのスタイリング剤を使うことで、つくった形が崩れにくくなるそう。ちなみに、どうしてもジェルがない場合は、スプレーで代用してもいいとのこと。
ステップ3:スカーフなどを顔周りに巻いてさらにホールド
スタイリング剤を使ったら終了かと思いきや、多くのプロが仕上げに使っているのがスカーフ。シルクやサテンなどのスカーフを、産毛アレンジをつくった部分に15分ほど巻くのだという。
ベラ・ハディッドやケンダル・ジェンナーなど多くのセレブのヘアを担当するヘアスタイリストのドン・シーリーは、「髪の生え際から産毛アレンジをつくった部分にかけてスカーフを巻くと、産毛が浮きにくくなり、ぴったり肌にフィットするよ」と説明。産毛アレンジは、時間が経つと浮いてしまいやすいため、このステップがかなり大切だそう。
産毛アレンジは、ショートヘアからロングヘアまで取り入れられて、色んなヘアアレンジとミックスできるから、ぜひチャレンジしてみて。(フロントロウ編集部)