ピンクが大坂なおみの決断を絶賛
テニスの4大大会の1つである全仏オープンの前に精神的な負担があるということで試合後の会見を行なわないことを自身のツイッターで発表した大坂なおみ。その後、大坂なおみはメンタルヘルスの問題を抱えていることを告白し、全仏オープンを棄権。
メンタルヘルスの問題を優先し、試合を破棄したという大坂なおみの決断をラッパーのニッキー・ミナージュをはじめ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーや、KISSのシーン・シモンズなど、多くのセレブが支持した。
その後も続々とセレブたちが大坂なおみを支持すると表明するなか、シンガーのピンクは大坂なおみの行動を子供たちのお手本にしたいとツイッターで語った。
ピンクは大坂なおみの行動を受け「大坂なおみが精神的健康やウェルネスを何よりも優先してくれたことを誇りに思う。もし私たちが自分の健康に気を配らなければ、誰が気をくばるのか?健康でなければ何があるのか?成功には人生を犠牲にする価値がないことは、もうわかっているんじゃないの?」とツイート。
For whatever it’s worth-I’m proud of Naomi Osaka for putting her mental health,her well being above everything.If we don’t take care of our health,our wellness- well then who will?What do we have if we don’t have our health? Don’t we know by now that success isn’t worth our life?
— P!nk (@Pink) June 3, 2021
さらにピンクは「彼女(なおみ)は、自分の子供たちのお手本になる存在。『ベイビーたち聞いて、自分の技術をマスターするために一生懸命働くことはできるけど、それは自分の条件でやることであって、それを理解できない人は誰でも放っておけばいいんだよ』ってね」とツイートし、試合よりメンタルヘルスの問題を優先させた大坂なおみを絶賛した。
She’s (Naomi) an example I would show my children- “listen babies, you can work hard to master your craft, but you do it on your own terms, and screw anyone if they don’t get it”.
— P!nk (@Pink) June 3, 2021
ピンクはこれまで、夫のケアリー・ハートと夫婦でカウンセンリングを受けていることや、自身のメンタルヘルスの問題についてもオープンに語っており、過去には米テレビ番組『Today』で「メンタルヘルスについて話すことは、最も重要なことだと思う。より多くの人がこの問題について話しているおかげで、この問題のタブーが消えていっていることに希望を覚えている」と話し、これまでタブー視されていたメンタルヘルスの問題を多くの人が議論できる時代になってきていると話していた。
大坂なおみの告白はセレブだけではなく、スポンサーであるナイキ(Nike)やタグ・ホイヤー(Tag Heuer)なども支持しており、世界中からその勇気が称えられている。(フロントロウ編集部)