ダサいのが可愛い!SNSを席捲する「Y2K」ファッション
ここ数年間台頭してきた90年代ファッションに取って代わるトレンドとして、海外で注目を集めトレンドを席巻しているのが「Y2K(ワイツーケー)」ファッション。
「Y2K」とは「Year 2000」、すなわち2000年代を意味する言葉で、Y2Kファッションとは2000年代初頭に流行していたアイテムを取り入れた着こなしのこと。
ハリウッドセレブでいうと、当時ファッションアイコンとして一世を風靡していた元祖お騒がせセレブのパリス・ヒルトンやビヨンセを擁するデスティニーズ・チャイルド、スカパンクバンド、ノー・ダウトのボーカルのグウェン・ステファニー、シンガーのブリトニー・スピアーズ、ジェニファー・ロペス、マライア・キャリー、クリスティーナ・アギレラなどがよく身につけていたようなアイテムの人気が再燃している。
映画では、『クルーレス』や『キューティー・ブロンド』、『ミーン・ガールズ』といったガールズコメディの登場人物たちがしていた格好も現代っ子たちにY2Kファッションのお手本にされている。
オリヴィア・ロドリゴがお手本Y2Kファッション
ベビーサイズのピタTやキャミソール、ベロア素材のセットアップ、パンクテイストのキッチュなアクセサリー、ポップなプリントもの、プリーツミニスカートといったアイテムの人気がこぞってカムバックし、ここ1~2年の間にすっかりSNSを席捲しているY2Kファッション。
新世代セレブの着こなしでお手本にしたいのが、デビューシングルの「Drivers License(ドライバーズ・ライセンス)」がいきなり全米シングルチャート8週連続1位を獲得するという史上初の快挙を成し遂げ、2021年6月にリリースしたファーストアルバム『Sour(サワー)』も全米・全英含む全15か国のアルバムチャートで1位を獲得した新星シンガー、オリヴィア・ロドリゴのコーディネート。
どんなアイテムを取り入れたら良いのか、オリヴィアのスタイリングを参考にY2Kファッションの成功のカギを探ってみて。
キッチュなアクセサリー
「キッチュ」はフランス語で「まがいもの」「安っぽい」「ダサい」といった意味がある言葉。現代ファッションでは、コーデのハズしとしてあえて取り入れているダサ可愛いアイテムに使用されることが多い。
オリヴィアのように、大きめのハート型のチャームがついたチョーカーやゴテゴテとした印象のチャンキーなアクセサリーを重ねづけしてキッチュに仕上げるのがY2K流。
スパンコールのギラギラトップス
かつて歌姫マライア・キャリーが着ていたような、ギラギラ輝くスパンコールが縫いつけられたバタフライモチーフのキャミソールも一周回ってカムバック。ハイウエストのデニムにあわせてカジュアルに。デニムはスキニーではなく、ワイドなシルエットやフレアをチョイスするのが正解。
チェッカーボード柄
日本語でいう「市松模様」もレトロでポップに仕上がる印象からY2Kファッション愛好家たちの間で人気。オリヴィアは、ビーズ素材でできたネオングリーンのセットアップで取り入れて。
騒がしプリントアイテム
Y2Kテイストに仕上げたいならプリントは派手めで奇想天外なほうがいい! 遠目からではちょっと何だかよくわからないようなサイケデリックな柄やキッチュな柄を選んで。
ドクターマーチン
Y2Kファッションの足元は重めが肝心。フェミニンなドット柄のミディ丈ワンピをドクターマーチン(DR. MARTENS)のレースアップブーツでクールに中和して。
(フロントロウ編集部)