6月9日よりディズニープラスで配信が始まったマーベルドラマ『ロキ』に登場するTVAの施設は、最新の技術を兼ね備えた施設のはずなのに古めかしい。その理由を、監督が明かした。(フロントロウ編集部)

ドラマ『ロキ』ついに配信スタート

 ドラマ『ワンダヴィジョン』、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』に続く第3弾として注目されているマーベルドラマ『ロキ』が6月9日よりディズニープラスで配信となった。

 本作は、映画『マイティ・ソー』シリーズのロキを主人公にしたドラマシリーズで、ディズニープラスで最も視聴されたマーベルドラマとしても話題になっている。

 トム・ヒドルストン演じるロキは本作で“時間の流れを守っている”という謎の組織TVAに捕まり、「自分が改変してしまった現実を元に直す」という任務を与えられてしまう。

TVAが古めかしい理由

 本作に登場するTVAはタイムトラベルという“最新の技術”を持っている施設のはずなのに、設備はアナログで古めかしい。その理由について、監督のケイト・ヘロンが米Screen Rantのインタビューで明かした。

 ケイトは、「私はこれまで派遣社員として様々なオフィスで働き、NHS(イギリスの医療制度)の医療秘書もしていました。私が使っていたテクノロジーの中には古めかしいものもあり、『ああ、これは最新のものにする必要がある』と思ったことを覚えています」と、かつての経験を語った。

 続けて「でも私は、私たちの運命を左右する権力のある組織が、もしかしたら最新のテクノロジーを持っていないかもしれないというアイデアが大好きです。未来的に見えないかもしれない。なぜなら、彼らは必ずしも未来にいるわけでも、過去にいるわけでもないから。彼らはその外にいる存在なんです。だって彼らはTVAだから。テクノロジーにレトロで未来的な雰囲気を吹き込むのはとても楽しかったですね。少し古い感じがしましたが、ちょっと違う感じもする味があリました」とコメントした。

 たしかに、やってることはハイテクなのに建物内部はローテクという違和感が未来でも過去でもないというTVAらしさを現している。さらに、時間の流れを管理しているTVAの年季が入った建物には、行政ビルのような雰囲気がある。

 ドラマ『ロキ』の第2話は、6月16日ディズニープラスで配信予定。(フロントロウ編集部)

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