目尻のアイラインを思い通りに引くコツ
アイラインを引くときに失敗しがちな部分といえば、目尻付近。跳ね上げアイラインやオーバーめに引いたアイラインは、目元をしっかり強調してくれる一方で、左右の長さや角度に差が出たり、ガタガタになったりしやすいのが難点。
そんな失敗を予防するべくメイクアップアーティストが取り入れているのが、思い通りの目尻アイラインを叶えるテクニック。プロのテクニックを参考にすれば、失敗しがちな目尻アイラインが一気に簡単になるという。
左右対称のキレイな目尻アイラインを実現する、プロのメイク法を4つご紹介。
アイシャドウで印をつける
アイラインは一発勝負というイメージがあるけれど、アイシャドウを使ってひそかに目印をつけておくのもひとつの手。
メイクアップアーティストのテイラー・シャン・ババイアンは、「まず目尻アイラインのゴール地点となる予定の部分にアイシャドウで薄く印をつけてから、次に印をつけたゴール地点に向けてアイラインを引くようにしてみて」とアドバイス。事前に印を左右対称につけておけば、その部分に向かって引くだけでおのずと長さや角度が対称になるため、抜群に失敗しにくくなるそう。
頭を後ろに傾けて引く
目尻のアイラインの失敗を防ぎたいなら、鏡を見る顔の角度も重要。オススメの角度について多くのセレブに指名される有名メイクアップアーティストのサー・ジョンは、「奇妙に思えるかもしれないけれど、頭を少し後ろに傾けて鏡を見ながら引くとキレイに引けるよ」と説明。
アイラインを引くときは目を伏せがちになるけれど、頭を後ろに傾けて鏡を見ると、両目で左右両方のバランスを確認しながら引くことができ、目尻のラインの太さなどもチェックしやすいため、思い通りのラインが引けるようになるという。今までまっすぐ鏡を見ていた人は、ぜひその角度を変えてみて。
目尻からスタートして目頭に向かって引く
セレブにも大人気のコスメブランドであるMilk Makeupのグローバルメイクアップアーティストを務めるサラ・レンが実践しているのが、あえて目尻からスタートして、そこから目頭にかけてアイラインを引く方法。
目尻から描き始めることで、目尻アイラインの端になる位置や角度をあらかじめ決められるので、目尻で失敗せずに理想の形に仕上がるのだという。ちなみにこのテクニックには、線の太さを細かく微調整しながらアイラインを引きやすいというメリットもあるとサラは明かしている。
3つのパートに分けて引く
目尻のアイラインを左右対称にするためには、じつは目頭から目尻までスッと一筆書きするのはNG。サー・ジョンは、「完璧なアイラインは、決して一筆書きでは完成しない」と強調し、まぶたの目頭付近、真ん中、目尻付近の3段階に分けて引くよう勧めた。
3つのパートに分けることで、思い通りの角度になっているかを確認しながら進められるため、大幅な失敗や左右差が出る心配が少なくなるのだとか。ちなみに失敗したときには、湿らせた綿棒で微調整するよう補足した。
目尻のアイラインが苦手という人は、ぜひ手持ちのアイライナーを使ってチャレンジしてみて。(フロントロウ編集部)