2018年に前立腺がんが発覚
1994年から放送がはじまったドラマ『フレンズ』。ニューヨークで共同生活を送る男女6人組の日常や恋愛を描いた『フレンズ』は一世を風靡し、エミー賞ほか数多くの賞を受賞し、いまも世界中で愛され続けている。
5月にはファン待望の同窓会スペシャル番組『フレンズ:ザ・リユニオン』が配信され、再び『フレンズ』が盛り上がっているなか、作品に携わっていた俳優が前立腺がんだということを告白した。
その俳優とは、コーヒーハウス「セントラス・パーク」でウェイター兼マネージャーとして働き、シリーズを通してジェニファー・アニストン演じるレイチェルに恋心を抱いていたガンターを演じたジェームズ・マイケル・タイラー。
ジェームズは2018年に受けた定期検診で前立腺がんであることが発覚。その後は治療にはげみ、3種類の薬を服用しながら、以前のような生活を送れるまでに回復。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、検査を受けずにいたところ、がんは骨にまで広がり、現在はステージ4だということが明らかになったとテレビ番組『Today』で公表した。
ジェームズは現在化学療法を使い闘病中。『フレンズ』のキャストやスタッフもジェームズががんを患っていることは知っているようで、応援してくれていることを明かした。
闘病中のジェームズにとって今の目標は多くの人に検診を受けてもらうことであり、自分の体験を通して命を救いたいと考えており、「次回、基本的な検査や年に1度の健康診断を受ける際には、PSA検査(前立腺がんの検査)を受けてみてください。簡単に発見できます。もし、(がんが)前立腺を超えて骨にまで広がってしまったら、対処はもっと難しくなります。多くの男性は、早期に発見すれば簡単に治療できます。僕が経験したことを他の人にも経験してほしくありません。これは簡単なことではないですから」というメッセージを投げかけた。(フロントロウ編集部)