マイケル・B・ジョーダンが謝罪&改名を発表
映画『ブラックパンサー』のエリック・キルモンガー役や、映画『クリード』シリーズのアドニス・ジョンソン役で知られる俳優のマイケル・B・ジョーダンが、自身が手がけるラム酒のブランド名「J'Ouvert」を別の名前に変えると自身のインスタグラムを通じて発表した。
ブランドの名称として使用された「J'Ouvert」はカリブ海域の文化に由来していることから、“文化の盗用(Cultural Appropriation)”にあたるとして一部の人たちから反発の声があがっていた。ちなみに、文化の盗用とは、近年よく議論されるトピックのひとつで、ある民族の文化的要素を、その文化に属していない人たちが取り入れることを指す。
以下、マイケルの謝罪コメント。
「私と私のパートナーを代表して言わせて頂くと、私たちの意図は、私たちが愛し尊敬する文化を侮辱したり傷つけたりすることではなく、祝福して前向きな光を当てることでした。この数日間はとにかく皆さんの声に耳を傾けることに集中していました。たくさんのことを学び、コミュニティの方々と数えきれないほどの話し合いを行ないました。あなたの声は私たちにちゃんと届いています。あなたの声を聞き、すでに改名に向けて取り組んでいることを明確にしたいと思います。今回の件について心からお詫びするとともに、皆さんが誇りに思えるブランドをご紹介できることを楽しみにしています」
ブランド名の「J'Ouvert」をめぐっては、オンライン署名運動サイト「Change.org」で、マイケルと彼のビジネスパートナーが「J'Ouvert」というブランド名を商標登録するのを阻止しようと呼びかけるページが立ち上げられ、1万人以上の署名が集まったほか、カリブ海に位置するトリニダード・トバゴで生まれたラッパーのニッキー・ミナージュも、「(彼が)カリブの人たちが不快に思うことを意図的にしたわけではないと確信している。でも、あなたが(問題に)気づいた今、名前を変えて、引き続き繁栄してほしい」とインスタグラムで苦言を呈していた。(フロントロウ編集部)