シュワちゃんの代名詞であるターミネーター
1984年に1作目が公開され、ジェームズ・キャメロン監督をSF映画の巨匠とするまでに押し上げた『ターミネーター』シリーズは、これまでにシリーズ6作品が制作されたほどの人気を誇る。
とくに1991年公開の『ターミネーター2』の評価は高く、T-800を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーや、ジョン・コナー役のエドワード・ファーロング、T-1000役をこなしたロバート・パトリックの代表作の1つとなっている。
セリフは多くなかったT-800
ターミネーターであるT-800は、『ターミネーター』でも『ターミネーター2』でもセリフは多くない。その数は1作目ではたったの57セリフだった。
しかし今回注目したいのは2作目。『ターミネーター2』では、T-800は700単語を話した。いぜんとしてその数は多くないが、1作目と違って2作目では大きく増えたこともある。それは、アーノルドのギャラ!
1作目における彼のギャラは約8,300万円(75万ドル)だったが、作品が世界的大ヒットを記録したことで、2作目では約17億円(1,500万ドル)に。
それによって、こんな計算が出来る。アーノルドが劇中でたった1つの単語を話すたびに得た金額は、約240万円(2万1,429ドル)!
もちろん彼の演技力やスタントも価値のあるものだが、こんな風に考えてみるのも楽しいもの。さらに計算すると、「Stay here. I’ll be back(ここにいろ。すぐに戻る)」というセリフは、英語で5つの単語からなっているので、10万7,145ドル(約1,200万円)の価値ということになる。
とはいえ、もちろん『ターミネーター』の仕事はアーノルドにとって楽な仕事だったわけではなく、キャメロン監督に酸をぶっかけられるなど、かなり過酷な経験に耐えたというエピソードもある。
(フロントロウ編集部)