『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』がプライド月間をお祝い
日本では2020年にDisney+ (ディズニープラス)にて配信されたシーズン1が、中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟 (GLAAD) による、LGBTQ+コミュニティにおいて著しい功績のあったメディアや人物を讃える賞であるGLAAD メディア賞を受賞するなど、ダイバーシティ(多様性)やインクルージョン(包括性)が高く評価されているドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』。今回、そんな同作のキャストたちより、LGBTQ+の人々への理解を深め、祝福するための6月の「プライド月間」に際してコメントが届いた。
シーズン1からの主要メンバーで、ジョー・セラフィニ演じるセブの同性パートナーであるカルロスを演じているフランキー・ロドリゲスは、自分たちが演じている同性カップルに寄せられている視聴者からの反応について、「ものすごくポジティブだよ。みんながとても親切で応援してくれている。カルロスとセブのファンは、はっきりと思っていることを言ってくれるし、彼らが2人に夢中になってくれているのを見ると、僕たちは良い影響があることを発信してくれていると感じさせてくれる」とコメント。
ニニを演じるオリヴィア・ロドリゴと並んで主演を務めるリッキー役のジョシュア・バセットからは、「10 年前にはテレビ番組で描かれなかった多くのことを表現しているのは本当に素晴らしいこと。僕は、ただの“クールなティーンドラマ”というのを超えたプロジェクトに関わることができて嬉しく思うよ。人々に影響を与えているし、関わることができるのはとても特別なことだと思う」と、ドラマを通して大切なメッセージを伝えている本作に出演できたことを誇りに思っていると語るコメントが届いた。
また、シーズン2からアントワン役として出演しているアンドリュー・バース・フェルドマンは、「シーズン1は自分の仲間を見つけることがテーマになっていたが、 シーズン2は、自分の仲間を持ち続けることを描いている。『We’re All In This Together』とは、改めて感じることになるよ。多様性は、今議論されている大きなトピックで、議論される必要があることだ。この番組は、多様性やそういう問題についてきっかけになれるように、たくさん下準備をしてきたと思う」と語り、映画版『ハイスクール・ミュージカル』の代表曲のタイトルでもある、「We’re All In This Together=みんなスター」という言葉が持つことの意義をシーズン2で再認識させられることになると明言。
加えて、シーズン2からライバル校の教師役として出演するデレク・ハフは、「すべてのキャラクターに、全員違う個性がある。それが歌やダンスにもとてもよく活きている。ダンスは、境界線や障壁がなく、人々を団結させると信じている。音楽もそうだ。『ハイスクール・ミュージカル』のような番組では、彼らは歌やダンスを、心を開き、コネクトするために使うんだ。または、彼ら自身、もしくは他の誰かのことを発見するためにね。パフォーマンスは、とても多くの様々なことへの入り口だと感じるよ。そして、彼らはパフォーマンスを通して、とても重要なメッセージを伝えているんだ」と、主要キャストたちを絶賛するコメントを寄せた。
様々な個性を持つ登場人物たちの“自然な描かれ方”が称賛を集めているドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』は、最新話となる第6話が本日6月25日より配信されている。(フロントロウ編集部)