ジョシュア・バセットが「カミングアウト」動画について説明
今年5月、YouTubeチャンネルClevverNewsのインタビューに出演した際、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズへの愛を明かした上で、「これは僕にとってのカミングアウト動画にもなるんじゃないかな」と語り、その真意が注目されていた、ドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』で知られる俳優でシンガーのジョシュア・バセット。
インタビューが公開された際には、ジョシュアの笑いまじりの言い方や、インタビューを行なったClevverNewsが動画のタイトルやツイートでこの件に触れていないことを理由に、“あれはジョークだ”とする声や、“もしもジョークならば不適切だ”とする声も出ていたが、今回、ジョシュアが米GQとのインタビューで当時の発言についてコメント。「僕はジョークなんて言っていないよ」と、ジョークではないかとする説を否定した上で、自身のセクシャリティをカミングアウトするかについては次のように続けた。「僕はカミングアウトには反対なんだ。その必要はないと思っているからね」。
ジョシュアは、これまで自身のセクシャリティについて多くの人々から推察されてきたとして、「『君はストレートだね』とか、理由をつけて、『ゲイであるはずがない』とか言ってくるんだよ。僕がどんな形で自分のセクシャリティについて話しても、人々には信じてもらえないんだ」と、その心境を明かした。
続けて、「アルファベットには(セクシャリティを表す)文字がたくさんあるのに、どうして(セクシャリティはこれだという)結論を急ぐのだろうね?」と、ジョシュアは自分自身のセクシャリティを決めることに疑問を呈し、「自分のアルファベットが変わることもあるし、違う文字を試したり、自分がこれまでそうだと思っていた文字とは違うと気付いたりすることもある。そのどれもが、あり得ることなんだよ」と、セクシャリティは流動的なものである可能性もあると指摘。
さらに、「僕はLGBTQ+コミュニティの一員であることを嬉しく思うよ」と、クィアであることを打ち明けた上で、「なぜなら、全員を受け入れてくれるからね」とジョシュア。「『愛は愛じゃない』なんて、誰にも言わせちゃいけない。もしかしたら、愛が一番必要なのは(愛を否定してくる)その人たちかもしれないよね」と続けた。(フロントロウ編集部)