『ゴシップガール』新作、旧作キャラのカメオ出演はある!
米ワーナー・ブラザーズ傘下のストリーミングサービス、HBO Maxで7月8日から配信がスタートするドラマ『ゴシップガール』。
2007年9月から2012年12月まで米CWで計6シーズンが放送された大ヒットドラマ『ゴシップガール』の続編でも、リメイク版でもない”エクステンション版”にあたるという新シリーズでは、エミリー・アリン・リンド(オードリー・ホープ役)、ホイットニー・ピーク(ゾーヤ・ロット役)、ジョーダン・アレクサンダー(ジュリアン・キャロウェイ役)、エヴァン・モック(アキーノ・メンジーズ役/通称:アキ)、イーライ・ブラウン(オットー・バーグマン役/通称:オビー)、トーマス・ドハーティ(マックス・ウルフ役)、ジオン・モレノ(ルナ・ラー役)、サヴァンナ・スミス(モネ・デ・ハーン役)といったフレッシュで個性豊かな顔ぶれが、ニューヨーク・アッパーイーストサイドの名門校に通う高校生たちを演じるほか、ブロガーやジャーナリストとして10代の頃からファッション界で活躍してきたタヴィ・ゲヴィンソンが、高校生たちの動向を追い、何かを企てるキーパーソン(ケイト・ケラー)を演じる。
新シリーズでは、オリジナル版で登場人物たちを翻弄する匿名ゴシップサイトの管理人“ゴシップガール”の声を演じた俳優のクリスティン・ベルがカムバック。
そのほかのキャストたちの出演についても期待が高まるなか、前作から続投するショーランナーのジョシュア・サフランが、新『ゴシップガール』の「シーズン1には、オリジナル版に登場した何人かのキャラクターがカメオ出演する」と米DailyBeastに明言した。
オリジナル版のメインキャストは登場しない… その理由は?
しかし、ジョシュアのコメントには続きが。
「でも、シリーズのレギュラーたちは登場しない。だって、新作の視聴者たちは、もしも新しいキャラクターたちがオリジナル版の影に隠れてしまったら納得しないはず。彼ら(新キャラ)は、ある意味、もうすでにオリジナル版のキャラの影に隠れているようなものなんだから、もし何らかの形でオリジナル版のキャラが登場して共演なんかしたら混乱を招くと思う。ゾーヤ(ホイットニー・ピーク演じる新キャラ)について知ったばかりなのに、ネイト(チェイス・クロフォードが旧作で演じたメインキャラ)が出てきたら、ゾーヤには興味が無くなってしまうかもしれない」。
つまり、ジョシュア率いる制作陣は、新シリーズではあくまでも、新世代の新たなキャクターたちにフォーカスしてもらいたいため、ブレイク・ライブリーが演じたセリーナやレイトン・ミースターが演じたブレア、エド・ウェストウィックが演じたチャック、ペン・バッジリーが演じたダン、チェイス・クロフォードが演じたネイト、テイラー・モンセンが演じたジェニーといったオリジナル版のメインキャラクターたちの登場により視聴者の“気を逸らす”ようなことはしたくないということのよう。
さらに、新シリーズはオリジナル版と比べて規模が大きく、レギュラーキャストが16人準レギュラーキャストが22人とかなり大所帯。そのため、それぞれのスクリーンタイム(出演時間)を考えるとオリジナル版のキャラを登場させる余裕が無いそう。
「ショーの規模が前作よりも大きいから、スクリーンタイムが足りないんだ。もしブレア(レイトン・ミースターが演じた旧作のメインキャラ)が登場するなら、たったの2シーンじゃ足りないよね。視聴者たちは『もっとブレアが見たい』と言うだろう」。
シーズン2の制作が決定したら前向きに検討
計10話のシーズン1の物語では、オリジナル版のメインキャラクターたちを登場させる余裕はないと明かしたジョシュアだが、もしもシーズン2以降の制作が決定したら、将来的にはオリジナル版のキャストたちに出演を打診する可能性もあるという。
ジョシュアは「僕らとしては、『なんとかシーズン1を成功させよう。そうしたらシーズン2も作れるはず。そうしたら、もっと人気のキャラクターのカメオ出演を実現できるかもしれない。ちゃんとストーリーラインを与えて』という判断。(その計画が)実現することを願ってる。そうしたら、オリジナルキャストたちに出演したいかどうか交渉することができるからね」と本音を口にしている。
残念ながら、オリジナルのメインキャラたちはシーズン1にはカムバックしないよう。とはいえ、初代『ゴシップガール』にはクセありなサブキャラがたくさん登場した。その中の誰かが、時代をまたいで新シリーズの物語に絡んでくるというのはファンとしては期待が高まる。それが一体誰になるのかは、配信開始後のお楽しみ! (フロントロウ編集部)