※この記事には、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のネタバレが含まれます。
伝説的人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、2011年4月から2019年4月まで、全8シーズンにわたって放送された大人気シリーズ。架空の大陸ウェスタロスを舞台に、王座をめぐる陰謀と策略が渦巻く権力争いを描き、大ヒットとなった。
そんな本作でミッサンディを演じたナタリー・エマニュエルが、本作で自身のキャラクターが迎えた悲痛な結末について、ファンの反応が思いの外大きかったことに驚いていたことを明かした。
デナーリスに仕えたミッサンディ
ミッサンディを演じたナタリーは、映画『ワイルド・スピード』シリーズのラムジー役としても知られる俳優。『ゲーム・オブ・スローンズ』では、シーズン3からシーズン7にかけて活躍した。
ミッサンディは、元は奴隷でアスタポアの奴隷商人クラズニスの通訳だったが、デナーリス・ターガリエンによって解放され、デナーリスに仕えるようになったキャラクター。しかし、戦いの中で捕虜となり、壮絶な最期を迎える。
『ゲーム・オブ・スローンズ』で唯一の有色人種の女性であったナタリー演じるミッサンディの死は、観客の間で多くの賛否両論を巻き起こした。
ミッサンディの死が作った“きっかけ”
ナタリーは米Vogueのインタビューで、「ミッサンデイが死ぬと知ったとき、番組唯一の有色人種の女性として、人々は彼女に喪失感のようなものを感じるだろうと思った。彼女は本当に親切で良いキャラクターでもあるから」とコメント。同時に、「でも、こんなに大きな反響があるとは予想していなかった」とも語った。
そして、「この反響がきっかけで、いつかこのような作品が作られるとき、1人だけではなく、もっとたくさんの人種をキャスティングできないか考えるべきだという議論が活発になったと思う」とミッサンディの死がもたらした影響について語り、さらに、「そしてその答えは『イエス』。そして、私はその答えがイエスだと知っているから」と続けた。
ミッサンディーの死は多くのファンに衝撃を与え、さらには、キャスティングにおける人種問題について人々が考えるきっかけづくりにもなった。(フロントロウ編集部)