新旧ブラック・ウィドウの距離が縮まった意外なきっかけとは
いよいよ公開がスタートした、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画『ブラック・ウィドウ』で主人公のブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフを演じる俳優のスカーレット・ヨハンソンと、ナターシャの妹分で、本作で“次のブラック・ウィドウ”になると言われているエレーナ・ベロワを演じる俳優のフローレンス・ピューが、2人の距離が縮まった瞬間について米The Hollywood Reporterのインタビューで振り返った。
撮影が始まって間もない頃、スクリーン上での2人の関係をより信憑性のあるものにするためには、2人が実生活でも強い絆で結ばれていることが重要だと考えたケイト・ショートランド監督が、信頼関係を構築することを専門とするコーチを招き、2人に特別なトレーニングを課した。しかし、スカーレットとフローレンスによると、そのトレーニングはあまり意味をなさなかったそうで、本当の絆はあるシーンの撮影を通じて生まれたという。
その瞬間についてスカーレットはこう語った。
「ヘッドロック(※プロレス技の一種)で絆を深めたの。(トレーニングは)それはそれでベタで楽しかったけどね。でも、本当の絆が生まれたのは、フローレンスにとっての撮影初日もしくは2日目だった。顔を合わせるなり、ドアの枠やキッチンカウンターにお互いを叩きつけたときに起こった。体力勝負だったけど、そのおかげで緊張がほぐれた」
すると、今度はフローレンスが、「最も印象に残ってるのは、撮影でスカーレットが私のワキの下に手を入れた時。その瞬間、完全に死んだ。自分がどれくらい汗をかいていたか知ってたから。そしたら、スカーレットが私の顔を見るなり、『ずいぶんと汗だくのワキね』って言ったの。『なんてこった』って思った。『終わった。スカーレット・ヨハンソンにワキ汗を触られた』って(笑)」と、予想外の出来事によってさらに打ち解けたことを明かした。
ヘッドロックを経て、ワキ汗の洗礼を受けたことで、一気に距離が縮まった2人。撮影初日から激しくやり合って、恥ずかしい部分を見せたことで、スクリーンのなかだけでなく実生活でも本物の姉妹同然の関係になれたよう。(フロントロウ編集部)