DJ/プロデューサーのディプロに性行為を強制されたとして、女性がディプロを性的暴行で訴えた。一方で、ディプロ側は女性の訴えを否定している。(フロントロウ編集部)

女性がディプロを性的暴行で訴える

 現在42歳のDJ/プロデューサーであるディプロに性的暴行を受けたとして、女性が訴訟を起こした。米TMZによれば、女性は2019年にディプロからオーラルセックスを強要された上に、同意なしにその行為を撮影されたという。

画像: 女性がディプロを性的暴行で訴える

 女性によれば、事件は彼女がラスベガスで行なわれたディプロのライブのアフターパーティーに参加した際に起きたといい、友人たちと共にパーティーに参加した彼女は当時、パーティーに行く前からお酒に酔った状態だったという。

 パーティーではディプロからマリファナやお酒を振る舞われたといい、女性によればディプロはその後、セキュリティに頼んで女性の友人たちを追い出した上で、プライベートルームに女性を入れたという。その際、女性をそのままにしておけないとして、1人の男性の友人が退出を拒んだものの、セキュリティがその男性の顔を殴ったとも女性は主張している。

 その後、ディプロは女性に対し、性行為をしなければ部屋からは出さないと脅してきたといい、女性は拒むことができずに、オーラルセックスをしたという。また、女性はこの時にディプロからその行為を撮影されたとも主張しており、どちらの行為に関しても、同意はしていなかったとしている。

ディプロ側は反論

 一方、女性の告発を受け、本名をトーマス・ウェズリー・ペンツというディプロ側はこの主張に反論している。ディプロは今年6月、シェリー・オーガスト(Shelly Auguste)という別の女性からも性的暴行を告発されていたのだが、今回告発に踏み切った女性は、シェリーの友人だという。

画像: ディプロ側は反論

 ディプロの弁護士を務めるブライアン・フリードマン氏は「今回の訴えは、ペンツ氏とその家族を1年以上にわたって嫌がらせを行ない、自身に対して出された接近禁止令に何度も違反してきた、原告の友人であるシェリー・オーガストと同じ主張を繰り返しているということを考慮すれば、非常に悪意のあるものであり、事実でないばかりか、完全に予測できたものです」と述べ、今回の訴えを否定。

 ディプロは昨年11月、シェリーという女性から「リベンジポルノをディプロが流出させることを防ぐこと」を目的に接近禁止令を求める訴訟を起こされていたものの、ディプロ自身と家族が女性から嫌がらせを受けているとして、逆に12月に彼女に対して接近禁止令を求めていた。シェリーはその後、今年の6月に今回の女性と同様にディプロを相手取って性的暴行の訴訟を起こした。ディプロ側は告発を否定している。

 今回、弁護士のフリードマン氏は次のように述べている。「私たちには、これが無益な主張であることを示す反論不可能な証拠があり、オーガスト氏と彼女の共犯者による脅迫を終わらせるために、早急に裁判所に提出する予定です」。(フロントロウ編集部)

 

This article is a sponsored article by
''.