マーガレットがショーのフィナーレに登場
パリではオートクチュールコレクションが開催されており、パリ・クチュール組合で認められたメゾンのみが新作をお披露目している。なかでもシャネル(Chanel)は、パリのガリエラ宮殿で2021年/2022年の秋冬オートクチュールコレクションを開催。
フランスの絵画を中心として芸術運動にインスピレーションを得た今回のクチュールコレクションは、印象派のゴッホやジョルジュ・スーラの絵を彷彿とさせるデザインのアイテムも登場。
クチナシの花がデザインされたカーディガンジャケットには約2,000時間が要されたと米Vogueが明かすなど、膨大な時間がかけられたアイテムが並んだシャネルのオートクチュールコレクション。このオートクチュールコレクションのラストを飾ったのが、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演した俳優のマーガレット・クアリー。
90年代の映画に数多く出演した女優のアンディ・マクダウェルの娘であるマーガレットは、第二次世界大戦前のメゾンの時代を彷彿とさせるウェディングドレスを着用して登場し、会場をウォーキング。
そしてフィナーレでは、会場の真ん中に戻ってきたマーガレットが手に持っていたブーケを大空に投げブーケトス。マーガレットのブーケトスは美しく、本人も「あの投げ方は一生自慢できると思う」とインスタグラムでコメントした。
ちなみに、この時被っていたマルチカラーのスパンコールが散りばめられたベールつきの黒のピルボックスハットは、シャネルのスタジオに飾られている1930年代のパステル調のポートレートでガブリエル・シャネル自身が着用したものを参考にしているという。(フロントロウ編集部)