肌トラブルの救世主!アフリカ生まれの「ブラックソープ」
長時間のマスク着用によるムレや擦れの影響で、以前よりも「肌荒れ」や「ニキビ」などの肌トラブルに悩む人が増えている昨今。肌荒れを防ぐ一番の方法として、洗顔やクレンジングを見直すことが大切だとされるなか、「ある石鹸」が肌荒れに効果的だと大きな注目を集めている。
その石鹸というのは、アフリカで誕生した固形石鹸「アフリカンブラックソープ」。
ガーナ出身で、スキンケアブランドCoco Nyle Skinの創業者であるナナ・オトゥによると、「アフリカンブラックソープ」とは、西アフリカ原産の天然成分のみを使用する、100%植物ベースの黒い石鹸のこと。
ナイジェリア連邦共和国やトーゴ共和国、ベナン共和国のヨルバ族によって何世紀も前から作られた伝統的な石鹸のひとつで、ナナは「アフリカンソープはアフリカ各地で絶大な影響力を持っており、オセ・ドゥドゥ(ose dudu)、アラタ・サミナ(alata samina)、アナゴ・サミナ(anago samina)などさまざまな名前が付けられている」と米Byrdieで説明。
通常のアフリカンブラックソープは、バナナの皮、カカオポッド、ヤシの葉、パーム油の灰から作られており、石鹸メーカーによっては、肌を柔らかくする「ハチミツ」や、保湿効果の高い「シアバタ」ーまたは「ココアバター」など美容成分が加えられることもあるそう。
肌荒れやニキビの改善に効果てきめん!
そんなアフリカンブラックソープの最大の特徴は、その高い抗酸化力。固形石鹸特有のやさしい洗い上がりでデリケートな乾燥肌や敏感肌でも使いやすいだけでなく、抗酸化物質を豊富に含んでいるため、肌荒れやニキビを防ぎながら、肌のバリア機能を高める効果が期待できるという。
また、多くのユーザーが、アフリカンブラックソープを使い続けることで、肌の毛穴やキメが整い、肌の質感をなめらかに改善し、よりしなやかで透明感の肌になったとも報告。
その理由について、コロンビア大学の公認皮膚科医で皮膚科の臨床助教授であるジェシカ・ワイザー医師は「(ブラックソープの原料である)バナナの皮の炭には、肌の生まれ変わりを促すピーリング効果があるから」と説明。これによりにきび跡などの赤みや色素沈着が改善されているという。
美肌セレブのゼンデイヤも愛用
メイクが趣味というほどの美容オタクで、スキンケアにもこだわりのある美肌の持ち主で知られる俳優のゼンデイヤも、じつはアフリカンブラックソープの愛用者のひとり。
ツイッターで自身のスキンケア方法をファンに尋ねられた際も「アフリカ産のブラックソープ、ローズウォーター、ウィッチヘーゼル、ビタミンEオイル、ティーツリーオイルを気になる部分に使っている」とシェア。手放せないアイテムのひとつとして挙げている。
なかでも、米ビューティーブランド「シアモイスチャー(Shea Moisture)」のアフリカンブラックソープがお気に入りのようで、ゼンデイヤは「シャワーの後に、洗顔料で顔を洗っているんだけど、私は(シアモイスチャーの)アフリカンブラックソープを使っている」と米The Skincare Editで明かした。
ほかにも、ブラックソープ配合のクレンジングシートを愛用しているそうで、ゼンデイヤは「シアモイスチャーのアフリカンブラックソープ フェイシャルクレンジングで、メイクや汚れを拭き取っているよ。肌をきれいに保つための最大のコツの一つは、寝る前にメイクを落とすこと。それ以外にないね」と豪Beauty Crewで語っている。
肌荒れやニキビの改善に効果的だと話題のアフリカ生まれのブラップソープ。ちなみに、ゼンデイヤが愛用するシアモイスチャーのブラックソープは、日本からはiHerbなどで約600円前後で購入可能。ほかにも、日本にはさまざまなブラップソープが発売されているので、マスクで肌荒れが気になる人は要チェック。(フロントロウ編集部)