何も知らないままレッド・ガーディアン役をゲット
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『ブラック・ウィドウ』で、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)の“父”、レッド・ガーディアン /アレクセイを演じる俳優のデヴィッド・ハーバーが、一風変わったオーディションについて振り返った。
デヴィッドによると、「マーベルから『レッド・ガーディアン役をやってほしい』と言われたことはない」そうで、たまたまイギリスのロンドンにいる時に、本作でメガホンを取ったケイト・ショートランド監督から自身のエージェントのもとに「ランチミーティングをしたい」という連絡があり、食事の席で初めて彼女の口から「今、『ブラック・ウィドウ』というマーベルの映画を制作していて、あなたに演じてほしい役がある」と役をオファーされたという。
ショートランド監督と話をするまで「『ブラック・ウィドウ』が映画化されることも知らなかった」というデヴィッドは、混乱と興奮で状況がつかめず、「(目の前で起きていることが)信じられなかった」と話す。結局、このショートランド監督とのランチが“オーディション”だったようで、デヴィッドは何がなんだかわからないままレッド・ガーディアン役を勝ち取った。
ちなみに、コミック版でレッド・ガーディアンは“ナターシャ・ロマノフの恋人”という設定になっているが、ショートランド監督との面談で自身が演じる役は「(ナターシャにとって)父親のような存在」と聞かされていたデヴィッドは、「その後、自分でリサーチしたんだけど、コミックは間違っていることがわかった。ようやくそれが映画で修正されることになった」と、ジョークを交えて語っている。(フロントロウ編集部)