世界3位の大富豪イーロン・マスクが恋人のグライムス
2020年にリリースした5作目となる最新作『ミス・アントロポセン(Miss Anthropocene)』に続くニューアルバムのリリースが待たれているアーティストのグライムス。同年5月には、電気自動車事業のテスラ社でCEOを務める恋人イーロン・マスク氏との間に第1子となる「X AE A-XII」が誕生し、その難解な名前も注目を集めた。
テスラ社の他にも、宇宙開発企業のスペースX社も所有するなど、世界有数の実業家であるマスク氏は今年3月、テスラ社の株が上昇したことを受けて純資産額が1850億ドル(約20兆3,500億円)を突破して、2017年からトップに鎮座していた米アマゾン社のCEOジェフ・べゾス氏を抜いて「世界一の富豪」に。直後にベゾス氏が再びマスク氏を抜いて首位に立ったものの、マスク氏は記事執筆時点で米Forbesによる世界長座番付では3位にランクインしている。
マスク氏に金銭面で頼っていないとグライムス
米Forbesはマスク氏の現在の資産を1,773億ドル(約19兆5,000億円)と試算しており、莫大な資産を所有するパートナーがいるグライムスだが、少なくとも自分自身のキャリアに関してはマスク氏に金銭面で頼るつもりはないという。
長らく所属していたインディーレーベルの4ADから離れ、今年に入ってからコロムビアレコードと新たに契約を結んだことを発表していたグライムスは先日、「100%悲劇」というコメントと共に、新曲の一部に合わせて踊っている映像をTikTokに投稿。
「レーベルはこれじゃシングルにならないって思っているんだけど、みんなはどう思う?」と綴り、新曲がシングルに相応しいと思うかをファンに訊ねた。
すると、独創性や独立性を大切にしているグライムスがレーベルに所属していることを疑問に思ったのか、ファンの1人から「そもそもどうしてレーベルと契約したの?」という質問が。グライムスはこのファンの疑問に答え、次のように返信した。
「制限されやすいインディーミュージックから抜け出す必要があったのと、ミュージックビデオとかにお金が必要だからだよ。世間のイメージとは違って、ボーイフレンドはキャリアの資金源じゃないからね」
たとえ恋人が莫大な資産を持っていようと、相手の資産に頼ることなく自分の実力でお金を稼ぎたいという思いを強調したグライムス。アーティストとしての強い信念が伝わってくるコメントとなった。(フロントロウ編集部)