『プレデター』シリーズ5作目の主演
映画『X-MEN』のスピンオフドラマ『レギオン』や、『Roswell, New Mexico(原題)』、リーアム・ニーソン主演のNetflix映画『The Ice Road(原題)』などでメインキャラクターを演じ、存在感を増している若手俳優のアンバー・ミッドサンダー。
そんな彼女は、1987年から続く映画『プレデター』シリーズの最新作となる5作目で、主演を務めるとウワサされている!
映画『10 クローバーフィールド・レーン』の監督であり、ドラマ『ブラック・ミラー』や『ザ・ボーイズ』のエピソード監督も務めたダン・トラクテンバーグ監督が手掛ける5作目は、プレデターが地球へ降り立ったばかりの頃を描く作品になるという。
トラクテンバーグ監督の次回作は当初、作品の時代はアメリカ南北戦争時代で、主人公のアメリカ先住民であるコマンチェ族の女性がジェンダー規範や伝統と闘いながら戦士になっていく様を描くとだけ伝えられていたが、これが『プレデター』の5作目のプロットだった。
『プレデター』とは異なるが、『エイリアン』シリーズでエレン・リプリーを演じたシガニー・ウィーバーや、『ターミネーター』シリーズでサラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンは、かっこ良い女性キャラクターとして世界中の女性たちの憧れとなった。
まだ公式発表はされていないものの、もしアンバーが『プレデター』で主演を務めるとなれば、新たな時代の1ページとなることは間違いない。
ネイティブ・アメリカンとしての誇り
そんなアンバーは、アメリカ先住民であるラコタ(スー族)の俳優デヴィッド・ミッドサンダーを父に持つ。ネイティブ・アメリカンの血を引く彼女は、父とともにFort Peck Sioux 部族にも登録されている。また、彼女の母親はキャスティングディレクターのアンジェリーク・ミッドサンダーであり、アジア系の血も引いている。
アンバーが公開した母アンジェリークとの写真。
彼女は、先住民族も多く住むニューメキシコ州で生まれ育った。ネイティブ・アメリカンとしての誇りを持ちつつ、1人の人間としてのネイティブ・アメリカンを表現したいとたびたび語ってきたアンバーは、米NY Postのインタビューで、その思いをこう語っている。
「(『レギオン』のオーディションに)ただ行って、受かった。そして(ケリーの民族について)1つのエピソードで言及された。それはスルーされなかったけど、中心にもされなかった。それが、すべてのマイノリティの人々に対して出来る最高の賛辞だと思う。包括する、でもそこに集中はしない。私はネイティブ・アメリカンの女の子。でも、私にはその他にも多くのことがある」
アウトドアアクティビティが大好き
『レギオン』でもキレッキレのアクションを見せてきたアンバー。今後も多くのアクションシーンをこなしていくと思われるが、まったく問題なし。
というのも、アンバーはアウトドアアクティビティが大の得意で、カヌーやロッククライミング、乗馬やバイクなどを楽しむ様子をたびたび公開してきた。そのパワー、柔軟性はさすが。
様々に魅力的なアンバーが今後どのような役を演じていくのか。楽しみにしたい。
(フロントロウ編集部)