大好評の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で約1年間の延期の末の公開となった、『ワイスピ』シリーズ待望の最新作。
シリーズ9作目となる本作は、平穏な生活を送っていたドム(ヴィン・ディーゼル)&レティ(ミシェル・ロドリゲス)のもとに、2001年に公開された第1作目で存在がほのめかされていた“ドムの弟”、ジェイコブ(ジョン・シナ)が現れるところから始まる。
ドムの人生に大きな影を落としていたジェイコブ。そしてドムの存在が人生の邪魔をしていたジェイコブ。相容れない2人の戦いは、シリーズ最大の“悪役”であるサイファー(シャーリーズ・セロン)を巻き込み、宇宙規模にまで発展する。
ジェイコブ役のジョン・シナは、元WWEのプロレスラー。近年は俳優としての活躍がめざましく、8月13日公開のDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』でも主要な役割を果たしている。
しかし、『ワイスピ』ファミリーはそんなジョンを仲間に加えることに不安を覚えていたという。
ジョン・シナをファミリーに迎えるのは不安だった
米Peopleのインタビューで「彼らは僕が参加することに不安を感じていた」と明かしたジョン。
ジョンは今でこそ『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』での経験と、結束力の強いキャストとの絆を大切にしているが、始めは主演のヴィン・ディーゼルの“ファミリー”の中で自分の居場所を獲得しなければならなかったと米Peopleのインタビューで語った。
そして、「彼らは僕がそこにいることに不安を感じていた。WWEと同じように、『あの新入りは誰だ?』という感じだったんだ」と振り返り、「その新人が何か良いことをしたり、面白い話をしたりすると、『ああ、コイツは大丈夫だ』と言ってくれる。ヴィンが言うところの『ファミリー』だね」と語ったジョン。
彼は続けて、「でも、それって映画では難しいことなんだ。普通はプロジェクトを終えたら次のステップに進むものだからね」と、映画業界とWWEとの違いを説明した。
『ワイルド・スピード』は、初期からほぼ変わらないメンバーで制作されているシリーズで、2021年には第1作目の公開から20周年を迎える。そんなシリーズに参加するとなると、プロレスラー人生20年目になるジョンも交流の和を広げるのにも一苦労したよう。その後ジョンは無事ファミリーに迎え入れられ、WWE時代のロッカールームのようなアットホームな雰囲気で撮影に参加できたという。
映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、2021年8月6日より日本全国で公開中。(フロントロウ編集部)