環境に配慮したさまざまな美容製品が誕生するなか、今海外で人気を集めているのが、まさに新世代な「再利用できる綿棒」。洗うことで何度も使える画期的な綿棒をご紹介。(フロントロウ編集部)

海外で人気の再利用できる綿棒

 環境問題への意識が世界的に高まっている今、コスメやスキンケア製品など日常的に使用する美容製品でもサステナブルなものが増えている。

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 フロントロウではこれまで再利用できるコットンパッドや詰め替えできるマスカラ、使い終わった容器を返却できる循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」など、ゴミを削減できるアイテムやサービスを多数紹介してきたけれど、新たに紹介したいのが再利用できる綿棒「ラストスワブ(LastSwab)」。

 綿棒は、使い捨てが当たり前になっているアイテムだけれど、芯の部分に非生分解性のプラスチック素材を使っていることも多いため、環境に悪影響を及ぼしていると世界的に問題になっている。イングランドでは、年間に約18億本ものプラスチック芯綿棒が消費されていて、その10%が川や海に流れ出て海洋汚染の原因になっているため、2020年10月から流通販売が禁止された。また、たとえプラスチックを使用していなくても多くの資源を使用し、製造から廃棄までの間に大量のCO2を発生させていることも問題視されている。

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 そんな問題を解消するために生まれたのが「ラストスワブ」。デンマークのコペンハーゲン発のブランドであるLastObjectが展開する「ラストスワブ」は、世界初の再利用可能な綿棒として2019年に誕生。その後瞬く間に人気が広まり、現在アメリカやイギリス、カナダなど世界各国で愛されている。

1本で1,000回使える!

 LastObjectの「ラストスワブ」は、定番のベーシックタイプとメイクなどに適したビューティタイプ、デリケートな赤ちゃんの肌にも使えるベビータイプの3つのタイプがある。どれもカラフルな箱の中に1本の綿棒が入っていて、その1本でなんと最大1,000回も使用できる。

 その秘密は、繊維ではなく医療用のシリコンなどでできた特殊な素材。一見普通の綿棒に見えるのだけれど、汚れを吸着する部分が水を吸収しない素材でつくられているため、石鹸や水で洗って再利用することができる。仮に毎日使用したとしても年間365回なので、1度購入するだけで最大3年近くもの間使用できるため、ゴミを出す回数を圧倒的に減らすことができる。

画像: 1本で1,000回使える!

 ベーシックタイプとビューティタイプの違いはというと、ベーシックタイプは小さな凸凹がたくさんついていて、汚れをしっかり絡め取ることができるのに対して、ビューティタイプは先端が細くなっているため、メイクの修正などが簡単にできる。ベビータイプは綿棒が深く入り込むことがないように設計された特別な形状で、優しい触り心地になっている。

画像: lastobject.com

lastobject.com

 ちなみにケースの素材にもこだわっていて、トウモロコシからつくられたバイオプラスチックや海洋プラスチックをリサイクルした素材などを使用。このパッケージは、デザイン性の高さも評価されている。

 海外で人気を集めるLast objectの「ラストスワブ(LastSwab)」は、公式サイトから約1,400円で日本からでも購入できる。ちなみに同ブランドは、繰り返し使えるコットンパッドや再利用できるティッシュなども展開しているので、気になる人はそちらもチェック。(フロントロウ編集部)

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