注目の若手エヴァン・モック
8月20日より、ついにU-NEXTで日本独占配信開始となったドラマ『ゴシップガール』。2007年から2012年にかけて放送された初代『ゴシップガール』のリブート版であり、エミリー・アリン・リンドやトーマス・ドハティといった注目の若手俳優たちが勢ぞろいした本作では、前作同様にアッパー・イースト・サイドを舞台に若者たちの日常の裏側を描く。
多くの次世代注目俳優が出演する本作だが、本作で演技初挑戦にもかかわらず、エグゼクティブプロデューサーのジョシュア・サフランが彼のためにその役を作ったという逸話を持つのが、エヴァン・モックだ。
エヴァン・モック、個性溢れる幼少期
母親の祖父母がフィリピンからハワイへ移り住んだというルーツを持つエヴァンは、フィリピンとアメリカのミックス。ハワイで育ち、フィリピンへは行ったことがないそうだが、いつか行きたいと思っていると、フィリピンのInquirerによるインタビューで明かす。
そんな彼はホームスクーリングで教育を受けたため、学校へ通ったことがないそうで、そういった理由からも『ゴシップガール』への出演を楽しんでいるよう。
「学校に行ったことがない。ずっとホームスクーリングだったから。卒業もしてないよ。GED(※)を取るって言ってたけど、取らなかった(笑)。学校の制服ってものを着たこともない。だからこのドラマは、俺自身にとっても高校生活のバタバタの“経験”になってる」
※アメリカやカナダでの高等学校卒業程度の学力を有すると証明するための試験
スケートボーダー、モデル、フォトグラファー、アーティスト
『ゴシップガール』が演技初挑戦となったエヴァンだが、彼はそれ以前から有名。スケートボーダーとして活動してきた彼には多くのインスタグラムフォロワーがいたが、2019年にシンガーソングライターであるフランク・オーシャンがその存在に気がつき、インスタグラムに彼の動画を投稿したことで、一気に人気に火がついた。
その隠し切れないオーラをファッション業界が放っておくはずがなく、彼はこれまでに、ルイ・ヴィトンのランウェイから、カルバン・クラインのキャンペーン、雑誌OfficeやWonderlandの表紙などをモデルとして飾っている。
また、彼には裏方の才能もある。ラッパーのトラヴィス・スコットのAstro Worldツアーに2週間、フォトグラファーとして同行していたり、サン・ローランのキャンペーンを撮影していたりと、とにかく多才。ミュージシャンであるジャスティン・ビーバーが手がけるアパレルラインDrew Houseとのコラボもしている。
過去の恋愛には苦い思い出も
『ゴシップガール』のなかでは、自分はバイセクシャルではないかと思っているバイキュリアスであり、主人公オードリーの恋人であるアキを演じているエヴァン。マックスも交えた3人での恋愛模様もあるが、エヴァンは10代の頃の恋愛で苦い思い出があるという。
豪Monster Childrenのインタビューで、人生で1つだけ何かを変えられるとしたら?という質問に、こう答えている。
「高校時代の元カノに俺の“友達”と浮気された記憶と、その時に感じたすべての感情を消す。傷ついたし、みんなは、それを人生で少なくとも1度は経験することは健康なことだって思ってたけど、そんなのおかしい。あの傷ついた感情なんか二度といやだ」
失恋は仕方ないとはいえ、浮気は経験しなくても良いものではある。そんな恋愛の痛みを知る彼が演じるアキは、ドラマのなかでどんな顔を見せてくれるのだろうか。
(フロントロウ編集部)