ヤングブラッドが新曲「fleabag」をリリース
今月5日に24歳の誕生日を迎えたイギリス出身のアーティストであるヤングブラッドが、2020年12月にリリースしたセカンドアルバム『ウィアード!』以来となる新曲「fleabag(フリーバッグ)」をリリースした。
本名をドミニク・ハリソンというヤングブラッドは、「fleabag」に込めた思いについて次のように語っている。
「この曲を書いたのは、自分の人生が本当に暗かった時期で、周りの多くの人が僕のあるべき姿について期待していた。本当のことを言うと、この曲は、人々が僕のことを批判したり、僕を打ちのめそうとしたりすることに腹を立てていたところから始まった。疎外感を感じ、孤独を感じていたんだ。他の人たちが、自分がどうあるべきかを期待していたり、自分なりの真実を持っていたりすると、脳が混乱してしまうんだよ。『こんなに言われるってことは、もしかしたら彼らが正しいのかもしれない、彼らは僕にとって何がベストなのかを知っているのかもしれない、そして自分を変えるべきなのかもしれない』とか考え始めてしまうんだよね」。
ヤングブラッドは続けて語っている。「きみがどのように自分自身を表現するかは、きみ以外の誰にも決められない。きみは素晴らしいし、美しいし、呼吸しているだけで充分個性的なんだよ。この曲を一言で言うと、“反発”。世界への反発、友人への反発、家族への反発、そして一部のファンへの反発でもある。僕は僕であり、僕がしたいのは愛を広め、心で導くこと。僕はいつも人々に『自分らしくいよう』と言ってきたけど、時々、そのメッセージを思い出して自分自身に言い聞かせないといけないなと思ってるよ」。
アヴリル・ラヴィーンがヤングブラッドの新曲に太鼓判
「fleabag」がリリースされたことを受け、ヤングブラッドとたびたび交流していることで知られるアヴリル・ラヴィーンはインスタグラムストーリーズを更新して、「fleabag」のリリースを宣伝。
「数ヶ月前にドムが私に聴かせてくれた『fleabag』がリリースされた! この調子でね、ブラザー」とヤングブラッドことドミニク・ハリソンにメッセージを寄せて、後輩シンガーをサポートした。
ヤングブラッドは昨年、英BBCラジオの『ライブ・ラウンジ(Live Lounge)』に出演した際に、アヴリルの名曲「I'm With You」とテイラー・スウィフトの「Cardigan」の見事なマッシュアップを披露して話題に。これにはアヴリル本人もリアクションして、「素晴らしいし、ヤングブラッドに感謝する」と賛辞を送った。
その後、今年の3月にヤングブラッドがYouTubeで配信したオンラインライブ「The Yungblud Show – One Year Anniversary」でアヴリルとの共演が実現。『ライブ・ラウンジ』でもカバーした「I'm With You」を2人でパフォーマンスして、息ぴったりなハーモニーを奏でた。
ヤングブラッドとアヴリルによる「I'm With You」のパフォーマンス映像はこちら。
(フロントロウ編集部)