ダイアナ妃の映画『スペンサー』
36歳という若さで急逝したイギリス王室のダイアナ妃の“人生の転機”を描く作品として期待と注目を集めている映画『スペンサー(原題:Spencer)』のティーザー予告編が公開された。
映画『NO』や『ザ・クラブ』の監督を務めたスペイン出身の映画監督パブロ・ララインが手がける本作は、映画『トワイライト』シリーズなどで知られるクリステン・スチュワートが主人公のダイアナ妃を務める。
ロックバンドのヴェルヴェット・アンダーグラウンドのボーカル、ルー・リードの名曲「パーフェクト・デイ」の荘厳な合唱風アレンジ曲が流れる中、予告編はダイアナ妃の一見魅力的な生活の映像から始まり、城、ドレス、そして精巧に調理された食事が映し出される。しかし中盤で登場するダイアナ妃はどこか暗く、落ち込んでいるように見える。
予告編の最後では、サリー・ホーキンス演じるキャラクターがダイアナ妃に「彼らはすべてを知っている」と言うが、ダイアナは「彼らは知らない」と答えている。いったいこの「彼ら」とは誰なのか。そしてダイアナの何を知っているというのか…。
本作は、先日「全てのおとぎ話は終わる」という意味深なフレーズが書かれた陰鬱なポスターが公開されたばかり。
映画『スペンサー』は、9月1日から開催されるヴェネチア国際映画祭でプレミア上映されることが決定しており、その後11月5日にイギリスやアメリカで公開される。(フロントロウ編集部)